秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行く東京サウナ旅。池袋にある「サウナ&ホテル かるまる池袋」のレディースデーに行ってきました!かるまるは、男性専用施設のカプセルホテルなのですが、毎月1日だけ女性だけが入れる日「レディースデー」を実施しています。
レディースデー情報|サウナ&ホテル かるまる池袋
住所 | 〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目7−7 6F |
アクセス | JR山手線・東京メトロ「池袋駅」西口 C6出口より徒歩30秒 |
TEL | 03-3986-3726 |
入館料金 | 一般入館料金 3,480円 120分コース 2,880円(11:00~18:00) 深夜割増料金 入館料+1,980円(0:00~4:00) 早朝コース 1,980円(4:00~10:00) |
宿泊料金 | シンプルプラン 6,980円〜 プレミアムプラン 9,480円〜 など |
営業時間 | 11:00~翌10:00(温浴エリアは翌9:00まで) |
風呂 | 炭酸泉、電気風呂、岩風呂、マス風呂、露天ジャグジー 岩サウナ、ケロサウナ、薪サウナ、蒸サウナ サンダートルネード、やすらぎ、昇天、アクリルアヴァント |
2024年スケジュール | ※開催日程は変更になる可能性あり |
予約なしでも入れるようになった
以前は予約しないと入れなかったレディースデー。予約開始後ほぼ5分後には完売するほど人気で、厳しい争奪戦に勝った人しか入ることができませんでした。
都内にたくさん女性も入れるサウナ施設が増えたからなのでしょうか。個人的には予約時の争奪戦がとてもストレスだったので、気軽に訪問できるようになってとても嬉しいです。
エレベーターで6Fのフロントで受付します。エレベーターを降りると、たくさんの有名人のサインがあります。
靴を脱いで、ロッカーキーについているICチップでゲートを潜り抜けて入館。ハイテクです。
かるまるは「おひとりさま入館」を推奨しています。そのため、おしゃべりや友人同士での行動はNG。入館時に諸々のルールに同意してサインをして入館します。
受付を済ませて、画像左側にある「大」「中」と書かれたバッグを手にロッカールームへ。
ロッカーに荷物を入れて館内着に着替えます。着替えたら、最小限の荷物を持って館内を楽しみます。
タオル類は大浴場フロアに完備・浴室にはウォーターサーバーもあり、お食事などはロッカーキーで管理するので、かるまる館内ではほとんど荷物を持たなくていいでしょう。気になる人はスマホのみ手元にあれば十分だと思います。
公式サイトに、わかりやすい動画が貼ってあったのでリンク貼らせていただきます。
かるまる|4種類のサウナ
9Fに大浴場フロアがあります。暖簾をくぐった先には、小さなロッカーのある脱衣所。
びっくりするのが「これでもか!!!」というほどのフェイス&バスタオル。たくさんの人が行き交う温浴施設で、制限なく(常識の範囲内ではありますが)タオルを使いまわせるのはとてもストレスフリー。毎回、このタオルの多さにはびっくりします。
また浴室内にはフルーツが入ったウォーターサーバーがあるので、水分補給用の水を持参しなくていいのも企業努力の賜物です。
岩サウナ|アウフグースも行われる
入ってすぐにある一番広いサウナ室。予約の必要がなく入れます。サウナ室入ってすぐにあるサウナマットが積んであるので、それを持ってサウナ室にIN。
両サイドの壁面には世界最高級の銘石「庵治石」を使用しており、サウナストーンからの熱を蓄熱し、たっぷりと熱を放出しています。
とても広い座面がなんと5段。サウナ室の中は、とても広い階段のようで、最上段と最下段の高さが全然違います。とても広いサウナ室の収容人数は25人ほど。公式サイトでは温度が約80°Cと表記されていますが、最上段は体感100°C越えの熱さでもあります。
アウフグースに参加するにはとにかく並べ!
岩サウナでは30分ごとにオートロウリュがあるほか、スタッフやゲストによるアウフグースショーもこちらのサウナ室で楽しみます。
アウフグースに参加するには、開始前にくじ引き抽選が行われるのでそちらに参加。当選した順番にサウナ室に入ります。タイミングが合えば、豪華な熱波師ゲストによるアウフグースも受けることができるので、浴室に貼ってあるタイムスケジュールをチェックしながら、行列ができ始めたら迷わず並ぶことをおすすめします!
ゲストによるアウフグースは約10分ほどの演目で、最上段で受けるには過酷な環境となるので、できるだけ下段の席を取るのがおすすめです。私が行ったときは、だいたい4段目から下の席から埋まっていき、最後の方は最上段しか空いていませんでした。
早く当選した順番にサウナ室に入って好きな場所を選べるので、無理なく楽しみたい方はぜひ早めに行列に並んでみましょう!
ケロサウナ|アロマが香るセルフロウリュ
岩サウナより少し小さめのフリー(予約の必要なし)サウナ。こちらも入り口にサウナマットが積んであります。
「木の宝石」と呼ばれるとても希少性の高いケロ材(木材)を使っているモダンなサウナ。広くて明るい岩サウナとは打って変わって、収容人数9人ほどの薄暗いサウナ室では、より自分と対話しやすく過ごせる作りとなっています。個人的には、早朝時に朝の日差しを感じながら入る静かな空間のケロサウナがお気に入りです。
こちらのサウナでは、セルフロウリュも可能です。ちなみに岩サウナでアウフグースをやっている時はとても混み合います。
薪サウナ|ヴィヒタがぶら下がったフィンランド式サウナ
都内にいながらも、くべた薪を使ったサウナを体験できる薪サウナ。通常だったら消防法などの兼ね合いで、実現するのは難しいこちらのサウナ。ここにも企業努力が感じられます。
こちらは1枠15分、5人までの予約制となっています。
私が行ったときは、毎時間45分に次の1時間分の枠をかけた抽選くじが行われる仕組みになっていました。下記のような感じです。
例:13時台の薪サウナの枠(13:00~、13:15~、13:30~、13:45~、それぞれ5名) 12:45に抽選くじ
時間になると、岩サウナの前に抽選くじに並ぶ行列ができ始めます。
当たった人から自分が入りたい時間帯を選べる&比較的当たりやすいので、可能な限り早めに並ぶことをお勧めします。
アウフグースも同じような仕組みで、行列に並んだりサウナに入る時間を計算しながら浴室を回ることから、「サウナ界のディズニーランド」と呼ばれるようになったのかなと推測しています。
薪サウナの中は照明がなく、薪ストーブの火のみ照明が割となった薄暗いスペースとなっています。足元が鏡張りになっていて、鏡越しに薪の火を感じることができます。とても静かな空間で、薪のぱちぱちとした音や、目の前にたくさんかかったヴィヒタを見ることで、都内にいながらもフィンランドの薪サウナを擬似体験できます。マイルドな体感温度なので15分あっという間に過ごせます。
抽選制のサウナですが、かるまるに訪れた際はぜひ体験してほしいサウナです。
蒸サウナ|江戸時代から続く蒸気風呂を再現
蒸サウナは、江戸時代の医学療法にも使われていた“蒸気風呂” が元になっています。その伝統を伝えている、岐阜県大垣市にある「田辺温熱保養所」協力のもと再現されたものとなっています。
蒸サウナでは、滋賀県の伊吹山で採れた貴重な薬草を9〜10種類ほど煮立てており、その香りと成分を鼻や口から吸収し全身に行き渡らせることで、身体を芯から温めます。
定員1人の蒸サウナは予約制。正直入る難易度が高いです。
確実に入りたい人は、レディースデー宿泊のプレミアムプランを予約すると入れるのだそう。他には早い者勝ちで並ぶと入れるのですが、そのためには長時間蒸サウナの前で待たないといけないので、入れたらラッキーな希少性の高いサウナです。
そんな希少な体験のサウナ、過去に1,2度だけ入ったことがあります!
たくさんの薬草が使われた蒸サウナの中は、漢方のような体に良さそうな香りが漂っていて、それを独り占めできます。とても高い湿度でミストサウナのように中は蒸気で真っ白です。
蒸サウナは1枠8分ほど。しかしとても熱いミストサウナ(のような空間)となっているので、途中段階でも満足してしまいます。とても希少なサウナなので、過去の私は何度も途中で出ようとしましたが、薬草の匂いも心地よく、なんとか最後まで我慢して入ることができました。
とても体感温度が高いので、一人の空間で過ごすのは正直心細くもありますが、入り続けた先にはしっとりと蒸し上がった肉まんのような気分になれます。
入る難易度がもう少し低ければ、またチャレンジしたいサウナです。
4種の水風呂
かるまるは、サウナだけでなく水風呂にも全力を注いでいます。温度・サイズなど個性的な水風呂が4種類。自分のペースで無理なく水風呂を選べたり、数種類の水風呂をはしごすることもできます。
超低温水風呂!サンダートルネード
10°C以下の一番冷たい水風呂です。洗濯機のようなジェット水流が浴槽内を撹拌しているので、体感温度もさらに冷たく感じます。入って3秒もしないうちに体がビリビリした感覚になり、「サンダートルネード」の名に恥じない衝撃体験が待っています。サウナー玄人向けの超刺激的な水風呂です。
25°Cの水風呂|やすらぎ
サンダートルネードの隣にある、優しい温度のバイブらが効いた水風呂です。サウナ初心者の方はこちらがおすすめです。
また、サンダートルネードで体を冷やした後にこちらに入ると、水温がわからなくなる不思議な感覚を味わえます。
体温とほぼ同じ温度の熱くも冷たくも感じないお湯に入浴することを、不感温浴と言うのですが、 不感温浴と同じような感覚があり、身体への負担が少なく、心身ともにリラックス出来ます。
33°Cの水風呂|昇天
サウナ後の水風呂上がりに、休憩休憩として入ることを想定しているぬるめのジェット水風呂。ゆっくり浸かって過ごすことのできる定員4名の水風呂では、常に3~4人ほどの人がくつろいでいる印象です。
14°Cの水風呂|アクリルアヴァント
冬の凍った湖に穴をあけ、サウナで体を温めた後に湖の冷水に浸かってクールダウンする本場フィンランドのサウナ文化を疑似体験できる定員一名のアクリル製の水風呂。
岩サウナやケロサウナのあるフロアから、階段を登って露天スペースにある薪サウナの前にあるので、薪サウナでフィンランドを疑似体験した後に入ると、フィンランドサウナの疑似体験をまるまる疑似体験することができます。
5種類の温かいお風呂
かるまるは、水風呂だけでなく温かいお風呂も充実。サウナが混んでいたり、サウナ以外でも体を温めたい時に過ごせる場所があるのはとてもありがたいです。
浴室真ん中にある階段を登った10Fのフロアには、『北木石』で作られた岩風呂・『青森ヒバ』を使った定員1人のマス風呂、露天スペースにある露天ジャグジーの3つのお風呂があります。
アウフグース・薪サウナの待ち時間などに過ごすのにとても最適です。
たくさんのととのいスペース
充実したサウナや水風呂・お風呂の他にも、ととのいスペースも各所にたくさん揃っています。私のお気に入りは、10F露天スペースにあるデッキベッド。空を見上げながら寝そべって過ごす外気浴は格別です。
銭湯などで発生するととのい難民や、座って過ごせる場がなくてカランで過ごすということもかるまるでは経験したことはありません。
割愛してしまいますが、是非とも皆さんのお気に入りスポットを見つけていただけたらと思います。
7F|休憩エリア
休憩エリアもとても広いので、サウナを上がった後も思う存分くつろぐことができます。壁いっぱいに並んだ漫画は10,000冊以上もあるのだとか!他施設と比べても桁違いの品揃えです。
たくさん並んだリクライニングチェアはTV付き!万が一終電に乗り遅れても、こちらの席を取ることができれば一晩過ごすことも可能です。
くつろぎポッドと呼ばれる秘密基地のような、カプセルタイプのおこもりスペース。こちらもTV付きで、この中でご飯を食べて過ごすこともできます。とても人気な場所なので、私は入れたことがありません。運よく場所を取れたら、なかなか離れることができなさそうです。
とても居心地良いこちらのフロア。ルールを守って利用しましょう。
コワーキングスペース
電話もOKなコンセント完備のコワーキングスペース。以前こちらで利用した際、他の席でリモート会議をしている人も何人かいらっしゃいました。リモート環境で働ける人なら、こちらで仕事した後にサウナに入るなんて使い方もできます。そんなに広くはないですが、かるまる自体がおひとりさま推奨のため、静かな場所となっているので、集中して仕事をすることができます。
8F|レストランエリア
和食屋さんのような佇まいのレストランフロア。こちらもおひとり様推奨で、全席一人仕様。タッチパネルで注文します。
今回は残念ながら、時間がなくこちらで食事をすることができなかったので、また訪問する機会ができました 笑。
かるまるを堪能するなら宿泊プランがおすすめ
ここまで読んでくださった方はお気づきかもしれませんが、かるまるレディースデーを過ごすのであれば、宿泊プラン1択だと私は思っています。
その理由は、
- 好きな時間にサウナに入れる、薪サウナ/アウフグースの抽選にも余裕ができる
- サウナと休憩エリア、宿泊エリアを何度も行き来できる
- 一時外出も可能
などなど。今回サウナについて詳しく書きましたが、宿泊利用だったらこの内容をもう2、3回は味わえます(!)。なんなら朝・夜中の空いているサウナも楽しめます。他にもレストランエリアでご飯もゆっくり食べられただろうし、また休憩エリアで漫画も読み放題なのは、漫画喫茶で過ごすよりも気持ちよさそうです。
日帰り利用でも、気軽にかるまるレディースデーに参加できてとても満足度の高い時間を過ごせました。タイミングが合えば、是非とも宿泊利用したいと思います!