秋田 東成瀬村|井戸端サウナの冬季営業レポート

秋田県の東成瀬村にある井戸端サウナに行ってきました。雪が降る秋田のアウトドアサウナは、通常営業とは違った楽しみ方ができるので、秋田に移住したからこそ一度は体験してみたかったのです。

大自然と一体化できる井戸端サウナ

奥羽山脈の麓に位置する東成瀬村。全国に54箇所ある日本で最も美しい村に認定され、総面積203.69km2のうち山林原野が93%という、村そのものが自然でできているような場所です。

そんな大自然の中にあるのが、軽トラでアウトドアサウナを楽しめる『井戸端サウナ』

1~3月の冬営業では、通常営業とは違う場所での体験が用意されていました。

料金15000円/150分利用(現地にて現金決済)
営業時間水・土・日
9:30〜12:00
12:30〜15:00
15:30〜17:00
※事前予約制(予約はLINEから)
持ち物水着
井戸端サウナ基本情報

秋田市から片道約2時間半。予約時に指定された場所へ向かうと、サウナの「サ」の看板が。Instagramでよくみていたのですぐに分かりました。

DIYのサウナ小屋

夏にイベントで訪れた場所とは違い、今回は秘密基地のような小屋がありました。

1Fはとても素敵なととのいスペース、2Fは着替えスペースになっていました。こちら、なんと全てDIYで作られているそう。凄すぎる…。

冬営業ならではのサウナアイテム(無料!)

2Fには、サウナポンチョとサウナハット、バスタオルとフィンソックスのレンタル品。タオルも用意してあったので持ち物は水着だけでOKでした。

サウナポンチョとフィンソックスは冬のアウトドアサウナにとてもありがたいです。
サウナに入っているとはいえ、雪の上を裸足で歩くのは流石に辛いので、フィンソックスがあると足元も安心。水風呂にも抵抗なく入れるのでとても重宝しました。
ちなみにフィンランドでは、靴下を履いてサウナを楽しむそうな。

SALONIAのドライヤーもあるので、思いっきり水風呂にも入れます。

冬の井戸端サウナにIN!

着替えを済ませると暖かいクロモジ茶のサービス。とても染み渡ります。

荷台がサウナになっている軽トラサウナ。定員3名ほどの小さなスペースです。茶室をイメージして秋田杉がたくさん使われているとのこと。

室内の温度は60~70°Cくらい。お兄さんのレクチャーを受けながらロウリュやウォーリュで心地よい体感温度を上げていきます。

1セット目はクロモジを使ったロウリュ。秋田で暮らし始めて、よく見るようになったクロモジですが、全国的には珍しいのでは。

クロモジは、クスノキ科の落葉低木で、高級爪楊枝などに使われています。レモンのような柑橘の香りがとてもいい匂い。秋田県内にも、さまざまなクロモジ茶が販売されています。

あっという間に15分。ほかほかになってサウナを出ると、一面真っ白の雪の広場(写真を撮りそびれてました…)。念願の雪ダイブができました。

ズボズボ雪の中をかき分けて、仰向けに寝そべると、背中がビリビリ。一面青空を見上げるのはとても気持ちよかったです。

3月初めの秋田市はほとんど雪がない状態でしたが、井戸端サウナ周辺にはまだたくさん雪が積もっていました。

雪ダイブだけでなく、大きな樽水風呂にも入れます。この日はなんと5°Cの水風呂。

本来であればキンキンすぎてサッと入ってすぐ出てしまう温度なのですが、不思議とずっと入っていても平気な体感温度。井戸端サウナでは、不思議なサウナ体験ができます。
こちらの水風呂、頭から思い切り潜ることも許されていました。

ととのいスペース

休憩は秘密基地のような小屋の中で。インフィニティチェアの前には薪ストーブもあるので暖かいし、寝そべりどころも用意されているので遠慮なく使わせていただきました。
小屋の中には鳥の囀りや、大きなスクリーンで自然の映像が流れているのがにくい演出です。

井戸端サウナの個人的おすすめポイント

いろんなアロマロウリュが楽しめる

1回目はクロモジロウリュ。2回目はローズマリー。3回目は地元の松の木から作られたアロマロウリュ。毎回違った匂いを楽しめるのはとても贅沢。

絶妙な薪の調整

絶妙なタイミングでお兄さんが薪を追加してくれたり、空調を調整してくれます。その度に薪サウナは生ものなんだと実感。おかげで最高のセッティングでサウナを楽しむことができます。

4月以降の営業について

現在(2023年4月)は夏季営業を絶賛受付中とのこと。秋田の気候に合わせたサウナができる井戸端サウナ。冬季営業とは違ったサウナアクティビティがとても楽しみです。