秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行く関西サウナ旅。京都市にある高級ホテルmoksa Rebirth Hotelに宿泊してきました。2022年3月にオープンしたばかりのサウナ付きホテルです。
moksa Rebirth Hotelには静岡県にあるサウナの聖地「しきじ」の笹野美紀恵さんプロデュースのサウナがあるということで、奮発しちゃいました!
基本情報|moksa Rebirth Hotel
住所 | 〒601-1255 京都府京都市左京区上高野東山町65 |
アクセス | 叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」下車 徒歩5分 比叡山ケーブル「八瀬駅」下車 徒歩5分 京都バス「八瀬駅前」下車 徒歩7分 (地下鉄烏丸線 国際会館駅より送迎車あり) |
TEL | 075-744-1001 |
サウナ利用料金 | 炭蒸 / 18,000円(税別) 檜蒸 / 15,000円(税別) 美蒸 / 12,000円(税別) |
サウナ営業時間 | 7:00~26:00(完全予約制) 1組90分・3名まで利用可能 |
京都市内とはいえ、ホテルは叡山電鉄終点にある山の中にあります。予約時に国際会館駅からの送迎車をお願いすることも可能。大体6割の方が車でいらっしゃるとのことでした。
近隣にはケーブルカーに乗って比叡山ハイキングを楽しんだり、瑠璃光院(参拝は事前予約制)や御蔭神社などの寺院もあるので、京都の自然を満喫する計画を立てていくのもいいかと思います。
個人的には、とてもリッチなホテルなのでひたすら贅沢なひと時を過ごすのがおすすめです。
3種類のプライベートサウナ
目的のサウナは宿泊費とは別料金。正直私にはとてもお高い価格設定…。また各回1組限定なので、事前予約必須です。
客室利用90分+サウナ利用90分で大体¥22,000〜¥32,890の日帰りプランもあります。
炭蒸tanjo
“炭化した薪”をイメージしたサウナ。サウナ室と水風呂にも炭を使用することで、炭による浄水効果と円やかな肌触りの水と蒸気を体感いただけます。
檜蒸hijo
比叡山に多く自生し、神聖な木材とされる檜をテーマにした空間。清涼な香りと熱の刺激により血行が促進され、体の疲れが軽減します。
美蒸bijo
体内のコラーゲンを活性化させる特殊な光を用いたミストサウナ。コラーゲンの生成を促し、乾燥肌の解消、美白効果が得られます。
客室|リラックススイート
客室は4種類のスイートルーム。高野川に面した部屋や、苔庭と比叡山を眺めることができる部屋さ広さなどの違いがありますが、一番リーズナブルなリラックススイートルームに宿泊(それでも1泊一人約¥33,000となかなかのお値段。)オールインクルーシブ制で、夕・朝食付きです。
前もって3ヶ月くらい前に予約を取っておくと少しでも費用を抑えることができます。
スイートルームというだけあり、とても広い客室。仕切られたリビングとベッドルームそれぞれに大きなテレビが付いてました。日常を忘れさせてくれる空間に、テンションが上がります…!
MALA|薪火料理のフルコース
夜ご飯は18:00 / 19:30 の二部制。一面ガラスの窓からライトアップされた庭園を見ながら食べるコース料理はとてもリッチなひととき。大原の新鮮な野菜をこれでもか!というほど堪能させていただきました。
時間が決まっているので他の客室の方と同じタイミングで食事を摂ることになるのですが、私たち(母娘)以外、20~40代くらいの男女カップルでした 笑。
プライベートサウナ 炭蒸に潜入!
念願の笹野美紀恵さんプロデュースのサウナは「炭蒸」を選択。“炭化した薪”をイメージした空間はまさしく炭化した薪でできた壁に囲まれているよう。あまりにも立派な空間で裸になるのがちょっと恥ずかしい 笑。
照明が幻想的な空間を演出していて薄暗く、まさに「無」になれそう。一面窓からは、庭園風景が見え窓を開けると外気浴もできます(が、開けることができず断念…)。夜は暗くて見えづらかったです。朝だとまた違った景色が見られそうです。
冷蔵庫にはたくさんのドリンク類(ソラン・デ・カブラスの水、ペリエ、アップルタイザー、グレープタイザー、ノンアルコールシャンパンなど)。オールインクルーシブなので自由に飲むことができます。
季節のフルーツとして苺も用意してあったのが嬉しかったです。
洗い場のシャワー・暖かいお風呂・水風呂は一人ずつしか使えないので順番に。事前に客室のお風呂で体を清めてからサウナに向かうと時短になります。館内のアメニティはWaphyto(ワフィト)を採用。高級サウナや美容系の方に人気のブランドです。高級アメニティを体験できるのは女性にとってポイント高い。
予習|サウナのしおりを熟読すべし
サウナに案内されるときにスタッフさんから、サウナをより楽しむためのしおりが渡されます。炭蒸の空間は薄暗かったのと時間が惜しかったので、ちゃんと読まずに入ったことを少し後悔。これから入る方はこちらを読んで、イメトレしておきましょう。
- 身体をお風呂でゆっくり温める
- 蒸庵内は好きな段へ
- ゆっくり深呼吸する
胡座の体制になり姿勢をよくし、目をゆっくり閉じる。鼻から息を吸い、口から息をゆっくり優しく5~10秒かけて吐き切る。下っ腹を押し込むイメージ。 - 汗をかいたらシャワーで汗を流し水風呂へ
水風呂は両手を上げゆっくり息を吐きながら入ると辛くなりづらい。水に慣れたら頭まで浸かってみることをおすすめ。今まで感じたことのなかった感覚があなたを包み込みます。 - 十分に休憩する
休憩時は冷水に浸したタオルを軽く絞り目の上に、耳元も覆ってあげましょう。楽な体勢になり深呼吸を3〜5回ほど。 - 水分補給し、再度蒸庵へ
サウナ|炭蒸
小さなドアを開けてサウナにイン。最大3人入れる2段の小さなサウナ室。炭をイメージした黒い木で造られてました(お陰で全然室内の様子がわかる写真がうまく撮れなかった…笑)。
温度は88°Cを指していて、普段のサウナとさほど変わらない温度設定。サウナストーブの前には木炭とセルフロウリュ用のアロマ水(シンプルな石鹸の匂いでした)。
セルフロウリュができますが、囲いが高く、ちょっとロウリュしづらかったです。
暗めの照明でゆっくり疲れを癒すことができます。写真が映えてなく、うまく伝えられてないですが、きれいで居心地いいサウナ室でした。
こだわりが詰まった寝そべる水風呂
比叡山の水をそのままそのまま使っているという水風呂。炭蒸の水風呂は寝そべるタイプの浅い造りとなってました。2月の水風呂はとてもキンキンに冷たく、寝そべるには少し勇気が必要でした。
水風呂の上部からはミストも降り注いでます。
ボタンを押すと打たせ水も発動するようですが、私は完全に見逃してしまっておりました 涙。
この水風呂を作るの、めちゃくちゃお金がかかってそう。
深い水風呂が好きな方は「檜蒸」のサウナがいいと思います(またの機会に入ってみたいです)。
畳の上の休憩スペース
休憩は畳の上で寝そべることができるスペース。貸切で、ごろ寝できるのは何て贅沢。なのに庶民の私は、サウナの価格設定が気になり、少しでも元を取ろうと目を瞑るのが勿体無く、やり残したことはないかなどの邪念を取り払うことができず、心からととのい切ることができませんでした(貧乏性な性格どうにかしたいw)。
夜食サービス
moksaでは、夜ご飯の後に部屋で食べる夜食サービスがありました。箱の中はスパイシーなお稲荷さん。おしゃれな味がしました。ディナーでお腹いっぱいだったので、残してしまったのが心残り…。
選べる3種の朝ご飯
朝ご飯は、洋食・和食・養生食の3種類。私は養生食を選択。湯葉と柚⼦の餡がかかった胃に優しいお粥。他メニュと比べ量が少ないですが、おかわりもできます。和朝食も野菜たっぷりで、卵かけご飯が美味しそう。
帰る前に少し庭園をお散歩。苔が蒸している庭は、moksaができる前から残されていたという庭園には、清流高野川を引き込んだ小川が通っていて、大きな鯉も泳いでました。
自然をうまく料理したらこんなにも贅沢なひとときを送れるんだと教えてくれたmoksa Rebirth Hotel。いつか秋田の自然をこんなふうに生かしたクリエイティブをしてみたい。そんな刺激をくれた夢のようなひとときでした。