目黒区 池尻大橋|2023年3月にリニューアルした若者に人気の銭湯サウナ『文化浴泉』

秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行く東京サウナ旅。2023年3月リニューアルしたという文化浴泉に行ってきました。今井健太郎建築設計事務所がデザインした、若者にも人気のおしゃれなデザイナーズ銭湯です。

以前は水色だった暖簾も赤色のものに一新

基本情報

住所〒153-0043 東京都目黒区東山3丁目6−8
アクセス田園都市線 池尻大橋駅より徒歩5分
TEL03-3792-4126
入浴料金大人500円(6〜12歳未満200円 6歳未満100円)
手ぶらセット650円(シャンプー・ボディソープ・貸しタオル(小
)付き)
サウナ500円(入浴料金は別500円・貸しタオル(大)付き)
手ぶらサウナセット1150円(入浴料+サウナ料+ボディソープ・シャンプー+貸しタオル)
営業時間月・火・木・金曜日 14:00~25:00
土・日曜日 10:00~24:00
定休日水曜日
レンタルタオル(小)50円 タオル(大)100円
風呂nano湯、ボディージェットバス、座風呂、サウナ、水風呂
2023年 5月時のものです。

池尻大橋駅 東口を出て商店街を歩いた先にあります。土地柄、おしゃれな若者が多く美味しそうなお店もちらほら。サ飯も楽しめそうです。

今井健太郎設計事務所によるデザイン

文化浴泉は、数々のデザイナーズ銭湯を手がけてきた今井健太郎設計事務所が設計しています。

文化浴泉の他に、銀座にできたサウナ&スパ コリドーの湯や目白にある五色湯などをはじめ、たくさんの銭湯や温浴施設の設計を手がけています。設計された銭湯は、それぞれが地域や場所にあったコンセプトを持っており個性的な施設にデザインされているので、建築巡りとしても楽しめます。

おしゃれで若者に人気の銭湯

入り口には、スーツケースのタイヤを拭くタオルが設置されていました。遠方からの来客も多くあることが見込めます(私もスーツケース持参で来店しました)。

立地柄なのか、洗練されたデザインだからか、朝湯をやっている週末の午前中でも常に人気があります。

アメニティやおしゃれなグッズ販売

受付にはグッズがたくさん。Tシャツのデザインも渋くてかっこいい。

アメニティなし

文化浴泉では、シャンプー類などの備え付けがないので、持参するか受付で購入しましょう。
手軽に入浴できる手ぶらセット料金もあります。

サウナ利用者は専用の細長いロッカー。脱衣所には上着をかけられるハンガーラックや番号がついた荷物棚があります。

サウナセットはバスタオル付き

丸いペンキ絵のある銭湯

文化浴泉 公式サイトより

浴場は、さすが今井健太郎設計事務所デザイン。モダンでシックな内装です。
飾られている富士山の壁画は東京に3人しかいないペンキ絵師の一人、中島盛夫さんによって描かれたもの。丸い額縁に縁取られているのがとても印象的です。

一番大きな浴槽は真っ白いnano湯という気泡風呂。とても細かいナノバブル粒子が含まれており、超音波効果、ダイエット効果、温熱効果、動脈硬化病変形成の抑制治療の可能性まで秘めているなど、様々な効果が期待できます。

女湯の洗い場はReFaのシャワーヘッド。文化浴泉のお湯は全て軟水を使用しているので、美容にとても嬉しい温浴ができます。

2023年3月にリニューアルしたサウナ

もともと若者に人気の文化浴泉ですが、サウナ部分がアップデートしたことでさらに人気の銭湯になるのでは。

文化浴泉 Twitter公式アカウントより

男湯側のサウナは、広さが倍増。水風呂も拡大し、休憩できる外気浴室が新設されたとのこと。これで、混雑やサウナ待ちが発生するといった悩みも改善されそうです。
女湯よりもとても広そうなサウナ(と休憩スペース)。いつかレディースデーを開催してほしいです。

女湯レポ|リニューアルしたサウナに入ってきた

女湯のサウナ室は広さは変わりなし。サウナストーブが新しくなり(フィンランド製のSAWO社のタワーストーブ)、20分ごとにオートロウリュが発動。
ロウリュ発動時は、サウナストーブの周りがライトアップされます。
壁や座面の木材も新しくなっていて心地いい。おしゃれなジャズBGMは健在。BGMがおしゃれだと、なんだかサウナに入っているだけの自分もおしゃれなんだという錯覚(勘違い)までしてしまいます。
サウナ室前のベンチや荷物棚、お尻に敷く用のビート板式のサウナマットは健在でした。

収容人数がアップデート|収容人数5人→7人に

若干座席のレイアウトも変わっていて、以前はおこもりスペースのような一人しか入れなかった席が、2〜3人座れるちゃんとした席になってました。2段の座面と1段の座面が向かい合って座るレイアウトです。
上段の座面が「こんなに高かったっけ?」と思うほど、高い位置にあるので、足が短い私には少しのぼりづらかったです笑。
ちなみに下段の座面に座っても、床に足がつかなかった…w。


おかげで以前は定員5名ほどの小さなサウナ室でしたが、収容人数7人ほどにアップデート。
以前よりサウナの混雑具合は若干改善されていたものの、やはり人気のサウナ室。私が行ったときは、空いている方だったと思いますが、常にサウナ室には席が埋まるほど人が入っていました。

サウナ室内の温度は92°Cを指してましたが、座面が高い位置にあるので体感も、熱すぎてヒリヒリするとした痛みすら感じる温度。ロートロウリュではさらに熱くなり、久しぶりの殺人的な温度でした(褒め言葉です)。

補給水用チラーを採用|キンキンの水風呂

収容人数4人ほどの水風呂は夏場でもキンキンに冷たい水風呂を維持するために、補給水用チラーを採用。この日の温度は12°Cくらい。バイブラも効いていて、体感も冷え冷えになります。

初心者からは「熱すぎるし苦しいし、水風呂は冷たすぎて入れない」という感想が出そうなサウナですが、サウナ好きにはたまらないセッティングで玄人向けのサウナに仕上がってました(個人の感想です)。

ととのいスペースがアップデート

脱衣所にあるトイレの横にできた引き戸。扉を開けると真っ暗なととのいスペースができてました。
女湯ながら、これには文化浴泉の革命すら感じました(大袈裟?)。

黒い壁の薄暗い空間には、木を編んでいるようなガーデンチェアが4つほど。上部ではファンが回っていて、空調もグッドです。奥には細長い棒状のイケてる間接照明。
計算され尽くした気持ちいい空間ができてました。

またぱっと見の変化はわからなかったのですが、浴場内の各所にもととのい椅子が増えてました。
以前はサウナ室前のベンチで待ちが発生していた女湯サウナ。ととのいスペースもなかったので洗い場で休憩をしたのですが、今回はしっかり内気浴も堪能することができました。

なんてことない個人的おすすめの入り方

  1. 浴室から出てすぐにある荷物棚に、バスタオルと水を用意。
  2. サウナと水風呂に入った後、棚に置いているバスタオルで体を拭きつつバスタオルを体に巻く。
  3. その姿で休憩室にIN。
  4. 真っ暗な個室空間なので、人目を気にせずだらしない姿になれます。

脱衣所のドライヤーは3分30円ですが、Dysonのドライヤー(!)。
パワーがあり、他のドライヤーに比べると速乾性もあるのでお得気分♪
元々サウナホスピタリティが高い文化浴泉でしたが、リニューアルしてパワーアップした文化浴泉は、混雑時の人の動線を解消し、より多くの人が気持ちよくサウナが楽しめるおしゃれスポットに進化したのでありました。