岩手県紫波町|ハードサイダーと本格サウナを楽しむ温浴施設「ひづめゆ」

秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行く岩手サウナ旅。岩手県紫波町(紫波郡)にあるひづめゆに行ってきました。2022年7月にオープンしたサウナが自慢の温浴施設です。

ひづめゆ|基本情報

住所〒028-3305 岩手県紫波郡紫波町日詰西裏23−13
アクセスJR紫波中央駅より徒歩15分
TEL019-681-3151
入浴料金大人 800円 (税込)
子供 350円 (税込)
未就学児無料
営業時間10:00〜22:00
最終受付 21:30
定休日毎月第1月曜日
レンタルタオルセット 300円
風呂炭酸泉、サウナ、水風呂、外気浴場
2024年5月時の情報です

ウィスキングプログラムはお休み中

予約制でウィスキングプログラムを受けることもできるようですが、2024年5月時に確認したところ、現在は受付してないとのことでした…涙。

KANANSPAとひづめゆで使えるサウナパスポートがお得!

ひづめゆ instagram公式アカウントより

サウナパスポートは盛岡にあるKANAN SPAひづめゆで使えます。
概要は以下の通りです。

  • KANASPAとひづめゆが、それぞれ1回ずつ入浴できる!
  • 店頭で1,600円で購入可能。有効期限はなし!
  • 最大450円お得!

有効期限がないので、こちらを買って2施設楽しむのもいいですね♪

旧紫波町役場庁舎の跡地を活用

旧紫波町役場庁舎

ひづめゆは、紫波町役場移転後、旧庁舎敷地活用の公募によって提案され、採用された事業です。

あらゆる世代に対して分け隔てないコンテンツであること、老若男女・世代やエリアを超えて利用してもらえること。そして住民や訪れる人の“健康”と“幸せ”に繋がる事業として、温浴施設・サウナ事業が提案された背景がありました。

旧紫波町役場庁舎の跡地活用事業として、旧庁舎の場所に再び人が集まり交流を楽しめる場所にすること、日詰商店街地区のにぎわい創出に寄与したいという想いが込められています。
その想いを持続的に実現する為、老若男女問わず誰もが気軽に訪れることができる、昔ながらの銭湯のフォーマットをアップデートしたデザイナーズ銭湯でもあります。

お会計はタブレット式

入り口で靴を脱いで、お会計はタブレットで行い、発行されたレシートを受付に渡すシステム。対面レジでも良くないか?と思いつつも、なんだかハイテクです。(Paypay対応してました!)
サウナ利用者は、受付でサウナマットを受け取ります。

館内サインには、「大浴場」などではなく「サウナ」「バス」「トイレ」との表示。サウナに対する思い入れが伝わってきます。

お会計を済ませて、奥に進むと浴場があります。

通路にはタオルなどのグッズや湯上がりに飲みたい牛乳の販売もありました。レトロな棚がとてもいい感じです。
ウィスキングに使えるヴィヒタも販売していました…!

こだわりとセンスが詰まった浴場

暖簾の色は緑色が男湯、薄い黄色が女湯と、珍しい色合い。入口がとても可愛くて、なんだかワクワク。

ひづめゆ instagram公式アカウントより

脱衣所にはロッカーではなく、くすみカラーのコンテナボックスがずらり!おしゃれだなと思ってよく見てみると、野菜や果実を収穫するためのコンテナボックス。
紫波町は果樹がたくさんある町。紫波町らしいものを置きたいという想いから「脱衣カゴはこれしかない…!」と、選ばれたそうです。
ボックス一つ一つにひづめゆロゴがついていて、それもまた可愛い。洗面台の鏡も一つ一つ違う古道具のようなものを使っていて、アイテム選びにも細やかなセンスを感じるおしゃれな空間でした。

小さいサイズの鍵付きロッカーもあるので、貴重品はそちらに入れることをおすすめします。

サウナに特化した温浴施設

ひづめゆ 公式サイトより

新しくてとてもきれいな浴室。お風呂は大きな炭酸泉の浴槽がひとつ、洗い場は6つと少し少なめ。
洗い場の蛇口は、ボタンを押すとお湯が出て、もう一回押すと止まる仕組みになっていて、初めての方は少し戸惑うかもしれません(というか、私が戸惑いましたw)。

ひづめゆはサウナにとても力を入れているようで、温浴施設にしては全体的に少しこじんまりとした印象です。

モダンな空間に馴染んだ銭湯画は、るんびにぃ美術館に在籍しているアーティストの小林覚さんが描いたもの。HOTEL MAZARIUMと同じく、ヘラルボニーが空間を彩っていました。

小屋のような本格サウナ

ひづめゆ 公式サイトより
左側がサウナマット。右側はレンタルタオルなのだが、これがとても使い心地良かった!

サウナ小屋のような、定員10名ほどのとても広いサウナ室。受付でもらったサウナマットを敷いて入ります。奥にあるサウナストーブはHARVIA製の大きなタワーストーブ。温度は90度ほど。BGMはなく、座面も広めに設計されていて心地よく過ごせます。

セルフロウリュ用のラドルもびっくりするほど大きなサイズのもので、バケツの中の水をラドルを両手で持ち上げて注ぐスタイル(画像がないのがもどかしい…!)。セルフロウリュは無臭でしたが、日によってはお茶を使ったものを使用する日があったり、アウフグースがあるイベント日なども設けられているようでした。スケジュールについては公式Instagramをチェックして見てください。

潜水OKの深々水風呂

ひづめゆ 公式サイトより

サウナで温まった後に入るのは、120cmの深さの近々水風呂へ。立ったまま入ることができます!
定員2名ほどの大きさの浴槽は、なんと潜水OKとのこと。これはとても贅沢な水風呂です。

頭の先からつま先まで、一気に熱った体をクールダウンすることができます。

ウッドデッキで外気浴

ひづめゆ 公式サイトより

クールダウンした後は、外にあるウッドデッキのテラスにて外気浴。おこもりスペースなんかもありとてもいい雰囲気。これは全国に自慢したいレベルのサウナ施設です…!

サウナ後はGreen Neighbors Hard Ciderへ

Green Neighbors Hard Cider 公式サイトより

ひづめゆに隣接しているハードサイダー醸造所、 Green Neighbors Hard Ciderへ。普段お酒を飲まない私としては、とても新鮮な景色です!多分、ビールなどお酒が好きな人にとっては、たまらないのではないでしょうか?
たくさんのタップがならんだクラフトビールやハードサイダーが楽しめます。

車かつ、お酒が飲めない私はこちらでソフトクリームを。
これがまた、可愛らしいフォルムでとても美味しいのでした。


正直、紫波町ってどこ?何があるの?という初めて聞いた地名だったのですが(すみません。。)、こんな素敵な場所があるならまた訪れたい場所でした。全国のサウナーにもおすすめの温浴施設です!