岩手県|盛岡バスセンターにあるHOTEL MAZARIUM併設のサウナ「KANAN SPA」

秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行く岩手サウナ旅。岩手県盛岡市にあるKANAN SPAに行ってきました。2022年10月にオープンした盛岡バスセンターに併設している温浴施設です。

KANAN SPA|基本情報

盛岡バスセンターはホテルと商業施設も兼ねており、人と地域を繋ぐLocal Hubとしての役割も担っており、2023年度グッドデザイン賞も受賞しています。

住所〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目9−22 盛岡バスセンタ 3階
アクセス
(JR盛岡駅からの行き方)
バス:東口バスターミナル6番線より乗車 約10分
最寄りバス停より徒歩1分:[盛岡バスセンター][盛岡バスセンター〔ななっく前〕][盛岡バスセンター〔神明町〕]
徒歩:約25分
TEL 019-681-1004
入浴料金[5:30 – 9:00(最終入場8:15)12:30 – 15:00]
大人(中学生以上)990円
小人(小学生)450円
幼児(3歳以上)220円

[15:00 – 24:00(最終入場23:00)]
大人(中学生以上)1,250円
小人(小学生)650円
幼児(3歳以上)220円
営業時間5:30~9:00, 12:30 – 15:00, 15:00 – 24:00
定休日無定休
レンタルタオル、バスタオル貸出無料
風呂炭酸泉、普通湯、サウナ、水風呂、外気浴場
2024年5月時の情報です

入浴料にバスタオル・フェイスタオルが含まれているので手ぶらで行くことができます。

KANANSPAとひづめゆで使えるサウナパスポートがお得!

ひづめゆ instagram公式アカウントより

サウナパスポートは盛岡にあるKANAN SPAひづめゆで使えます。
概要は以下の通りです。

  • KANASPAとひづめゆが、それぞれ1回ずつ入浴できる!
  • 店頭で1,600円で購入可能。有効期限はなし!
  • 最大450円お得!

有効期限がないので、こちらを買って2施設楽しむのもいいですね♪

運営はHOTEL MAZARIUM

KANAN SPAの運営は盛岡バスセンターと同じ敷地に併設している、HOTEL MAZARIUM。福祉実験ユニットのヘラルボニーがアートプロデュースを手掛けており、所々にアートが散りばめられておりとてもおしゃれ。

宿泊者はKANAN SPAのお風呂が自由に使えるので、宿泊しないわけにはいきません。お手頃価格のバンクツインに泊まりましたが、とても居心地良くコスパ抜群でした!

2段ベッド式のバンクルーム
ヘラルボニーのアートがさりげなくおしゃれ

HOTEL MAZARIUMには、プライベートサウナがついているサウナルームや、ヘラルボニーのアーティストがプロデュースしたアートルーム、ジャズピアニスト穐吉敏子さんをモチーフにしたジャズルームもあり、様々なホテルステイを楽しめます。

KANAN SPAに潜入!

KANAN SPAは、HOTEL MAZARIUMのフロントと同じ、盛岡バスセンター3階にあります。
日帰り利用の方は、券売機で入浴券を購入するシステム。キャッシュレス決済も可能です。

ヘラルボニーのアートが使われており、とてもおしゃれなのれんの入り口。これは期待大です…!

穏やかなジャズが流れるおしゃれな脱衣所。アメニティには、POLAのスキンケア用品とSALONIA、Dysonのドライヤーが完備…!

棚にはレンタルタオルセットがたくさん積んでありました。お一人様フェイスタオル1枚、バスタオル2枚まで。バスタオル1枚はサウナマットとして使用します。

HOTEL MAZARIUM 公式サイトより

こじんまりとしながらも、とてもスタイリッシュな大浴場。薄いグレーの色で統一されてます。洗い場の椅子や丸い鏡と照明など、アイテム選びも洗礼されたセンスを感じます。

お風呂は炭酸泉と熱湯の2つの浴槽。本物の天然炭酸泉に近い泉質の高濃度炭酸泉は、岩手県内に事業所がある炭酸泉装置開発メーカー「JesC (ジェ・スク)」によるもの。JesCの製品は医療に特化しており、炭酸泉治療において日本有数の医療機関と連携しています。

全国から人が集まる人気のフィンランド式サウナ

定員8名ほどのサウナ室。ベンチは四角ではなく、歪な形の階段のようになっています。座面が広いので、一人のスペースが広々ゆったり使えます。サウナマットは、脱衣所にあるバスタオルを使います。座面にはサウナマットが敷いてないので、サウナ室内の移動時など足の裏が熱々になるので注意しましょう。

BGMはなく、暗めに設定された間接照明の静かなサウナ室。サウナ室が明るい色の木製だからなのか、照明も気持ち明るく感じました。
サウナ室の温度計は90℃を指していましたが、体感100℃位ととてもアツアツ。セルフロウリュをしても、すぐに室内がカラカラに感じるほどのドライサウナでした。

セルフロウリュができる大きなSAWO製のサウナストーブの横には白樺の木が何本か並んでいました。またストーブ横にある、セルフロウリュの説明の看板も、木を掘って印刷された作りになっていて素材に拘ったデザイン。とてもおしゃれ。細部にもこだわりのあるサウナ室は、全国レベルでした(拍手)。

スーパーマリオ気分?な土管水風呂

定員1人の小さな筒状の水風呂が2つ(地下水、同じ温度18℃くらい)

地下水を利用した、土管のような水風呂はおひとり様サイズのものが2つ。なんだかスーパーマリオみたい(公式らしい画像が見当たらなく、↓の商品を見つけました 笑)。

小さなドラム缶サイズの水風呂ですが、結構深めで体全体を一気に冷やすことができます。入る時に少し怖いのがちょっとした難点かな。

ととのいへのこだわり!外気浴スペース

盛岡バスセンター 公式サイトより

天井が高く開放的な外気浴スペース。女湯は、四方が囲まれており、安心して過ごせます。涼しい温度設定にもなっているスペースの無骨な作りの壁沿いにはヴィヒタがたくさん吊るされており、とてもいいにおい。東北と言わず、全国でここまで外気浴スペースに力を入れている施設はなかなかないのでは…?

ととのい椅子にはアディロンダックチェア。それに合わせた足置きがあり、足置きとアディロンダックチェアの相性がとても良かったです!しばらく立てなくなりました…zzz。

サウナ後に食べたいご当地ソフトクリーム

サウナ後にとても合いそうなのだ塩ソフト。岩手県野田村(九戸郡)のご当地ソフトクリームが食べられます!…が、私はタイミングが合わず食べることができませんでした…。こちらはまたの機会に。

まだまだある、HOTEL MAZARIUMの魅力

ジャズを楽しむ

ラウンジには世界的ジャズピアニストの穐吉敏子さんのジャズミュージアムが併設。レコードジャケットやグッズなど、たくさんのものが並んでました。

また、カフェ・バーを兼ねたラウンジでは、タイミングよく生演奏を聴くこともでき、とても素敵な時間でした。

地産地消の朝ごはん

HOTEL MAZARIUMの朝食は、季節ごとにコンセプトを変えたMAZARIUMオリジナル。訪問時のメニューは「季節のMAZARIUMカレー」か「クロックムッシュセット」でした(写真はクロックムッシュセットです)。時期によってメニューもガラッと変わるので、宿泊するなら朝食をつけることをお勧めします!
宿泊以外の方もご利用できるそうです

朝食時間料金(税込)
6:30 – 9:30(最終入場9:00)1,750円 (ドリンク付きセットメニュー)

その他設備など

館内には電子レンジや最新型のドラム式洗濯機も完備してました。ロングステイの方も安心です。
行くたびに新しい魅力を発見しそうなHOTEL MAZARIUM。またぜひ訪問したいです!