秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行くサウナ旅。海外旅行の出発前に、「泉天空の湯 羽田空港」に行ってきました。2023年1月にオープンした羽田エアポートガーデン内にある、サウナも楽しめる温浴施設です。
隣接しているホテルヴィラフォンテーヌプレミア羽田空港/ヴィラフォンテーヌグランド羽田空港の12階フロアにあります。
天然温泉 泉天空の湯 羽田空港|基本情報
住所 | 〒144-0041 東京都大田区羽田空港2丁目7−1 |
アクセス | 京浜急行・東京モノレール 羽田空港第3ターミナル駅直結 |
TEL | 050-3111-4845 |
施設営業時間 | 24時間営業 ※10:00〜12:30は清掃時間のため、浴場はご利用いただけません。 |
大浴場・サウナ | 12:30~翌10:00 |
岩盤浴 | 12:30〜翌9:00 |
ボディケア | 13:00〜23:00(最終受付 22:30) |
あかすり | 13:30〜23:00(最終受付 22:30) |
お食事処 泉天空 | 24時間営業 |
入浴・入館料 | 大人(中学生以上):4,800円 (フェイスタオル・バスタオル、館内着、岩盤浴付) 子ども(4歳〜小学生):2,000円 (フェイスタオル・バスタオル付) ※岩盤浴は中学生未満のお子様はご利用できません。 |
深夜料金(25:00〜翌5:00) | 大人(中学生以上):4,000円 子ども(4歳~小学生):2,000円 |
定休日 | 無定休 ※不定期で、設備点検のため閉館となる日がございます。 |
風呂 | 内湯:天然温泉、炭酸泉、ジェットバス、水風呂 露天風呂:展望天然温泉(天然温泉)、あつ湯(天然温泉)、寝ころび湯 ドライサウナ、漢方蒸しサウナ |
泉質 | 含よう素-ナトリウム塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性) |
またヴィラフォンテーヌグランド羽田空港に宿泊の方は、特別料金で入館できます。
ヴィラフォンテーヌグランド羽田空港 ご宿泊者様優待料金 | 全日/大人2,000円(フェイスタオル・バスタオル付) 小人1,000円(フェイスタオル・バスタオル付) ※小学生未満無料 岩盤浴ご利用の場合は別途800円 ※岩盤浴は中学生未満のお子様はご利用できません。 |
入館料金はフェイスタオル・バスタオル・館内着・岩盤浴付きなので、手ぶらで行くことができます。逆に、キャスターのついたスーツケースやキャリーケースの持ち込みはできません。コインロッカーや2階にある、おもてなしセンターなどに預けて行ってください。
こちらで一晩過ごすこともできますが、深夜料金として+4,000円かかるので、空港近くで一晩過ごす必要がある場合は、ヴィラフォンテーヌグランド羽田空港や近隣の安い宿泊施設に泊まる方をおすすめします。
天然温泉 泉天空の湯 に入館!
羽田空港第3ターミナルから直接向かえるので、フライトまでの空き時間を使って泉天空の湯 羽田空港に行ってきました。第3ターミナルは、国内線が通る第1,2ターミナルから少し離れた場所にあります。
第1,2ターミナルからは無料の巡回バスが出ているので、そちらを使って行き来することをおすすめします。
羽田エアポートガーデン1階にある専用のエレベーターに乗って12階まで上がります。
エレベーターを降りると正面には靴ロッカー。靴を抜いで右側へ進みます。
進んだ先にはゲートがあり、靴ロッカーキーを使い入館します。
受付を済ませて、後ろにあるタオル類と館内着を持ってIN。女性用の館内着は、男性用と同じパンツタイプのものとPEACHJOHN監修のワンピースタイプから選べました。
女湯|富士見の湯レポ
海外の人がたくさん行き来する羽田空港から行ける場所だけあって、客層も国際的。他の温浴施設と比べて海外からの利用者が多かったです。ちょっと高めの価格帯からなのか、思っていたよりも空いていました。
脱衣所と浴場は受付からまっすぐ正面に進んだ先にあります。左側は男湯、右側は女湯です。
男湯は「銀翼の湯」、女湯は「富士見の湯」と名付けられた温泉。それぞれ大浴場から見える景色が違い、銀翼の湯からは飛行機の着陸風景、富士見の湯からは富士山を眺めることができます。
脱衣所とパウダールームはしっかりと分かれていました。館内全体にも言えるのですが、新しくてとてもきれいです。入館料が高いだけあって備品一つ一つにお金がかかっている印象。リッチなひとときを過ごせそうです。
高級シャワーヘッド完備の贅沢な洗い場
洗い場のシャワーは場所によって違う種類のメーカーのものを試すことができました。それもシャワーヘッド ミラブルzeroやReFaなどの高級シャワーヘッドがずらり!
内湯|3種のお風呂と水風呂
内湯には四角い浴槽が4つ並んでいて、全面ガラスになっていて外の景色が眺められるようになっていました。
そんなに大きくない一つ一つの浴槽はバリエーション豊か。炭酸泉もジェットバスもあると、ついつい長居してしまいそう。個人的に嬉しかったのは、塩分濃度が高い天然温泉のお風呂。東京でも温泉水に浸かれることができるのはとても嬉しかったです。
絶景の露天風呂
露天風呂も天然温泉でいい泉質。さすが12階に位置しているだけあって空が近く、広大な景観が広がります。ただ夏の日中に伺ったので私は温泉の暑さというよりも太陽の日差しが強く、紫外線が気になりあまり長く過ごすことができませんでした。また寝転び湯があり、こちらが人気のようでした。
富士山がどの方角にあるのかわからず、私は見ることができませんでしたが、スタッフの方に聞いてみると、どうも夏場は見えづらくなっているそうです(なぜ!)。富士山を目当てに行くのであれば冬場がおすすめとのことでした。
ドライサウナでお茶ロウリュを体験
2つあるサウナのうち1つ目のドライサウナ。サウナ室前にビート板式のサウナマットがあるのでそれをお尻に敷いて座ります(外国人の方わかるかな)。ドアを開けて通路を進んで左側にある4段のサウナベンチ。
目の前にはテレビがあるのでなんだか映画館みたいなつくりです。と言いつつも室内の照明は明るめ設定。16人くらい入れそうな広い座面のベンチ。温度計は87°Cほどを指していました。熱いのが好きな方は上段に座るのがおすすめです。
そんなドライサウナで1日3回(15:00,18:00,21:00)に行われるお茶ロウリュにタイミングよく受けることができました。ロウリュサービスは、スタッフがお茶をサウナストーンにかけていくだけのシンプルなものでした。
サービス中はテレビもそのまま放送中。一番下段で受けたのですが、そんなに熱くなく優しいロウリュでした。ロウリュ後にはサウナ室内にふんわり甘いお茶の匂いが漂ってました。
ただ16人くらい入れそうなスペースにスタッフロウリュを受けたのが3人しかいなかったのが、地味に寂しい光景でなんだか勿体無かったです。
水風呂
サウナをでてまっすぐの位置にある浴槽が水風呂になっていて動線◎。水風呂は定員8人ほどの大きさ。深さもしっかりあり、18℃の温度設定でしたがそれよりも冷たく感じました。
開放的な全面窓からのロケーションもgood。しっかりクールダウンした後は、ととのい椅子が並んでいる露天スペースで外気浴。
漢方蒸しサウナ
露天風呂手前に漢方蒸しサウナがありました。スチームサウナにしては結構温度が熱く、60℃くらいの温度。
中にある塩を体に塗って入る塩サウナ仕様でした。
漢方の匂いが漂う室内では、奥にある桶の中で漢方が蒸されている感じでした。漢方の匂いを感じながら湿度が高い室内で蒸されるのはとても心地よかったです。
他の施設とは違うおしゃれなインテリアのような椅子と高いスツールが設置されていました。こちらのおしゃれな形のスツールはPrince AHA (プリンスアハ)というものらしいです。洗面台近くなどにあってもいい感じになりそう。
岩盤浴も楽しめる!
温泉で温まった後は岩盤浴も。岩盤浴は、8~10人ほど寝そべられる部屋が3つほどありました。
部屋の一つ一つに日本らしい名前がついていました。
部屋の名前 | 素材 | 効能 |
月-TSUKI- | ブラックゲルマニウム | ミネラルを多く含み、マイナスイオンによるリラックス効果がある |
風-KAZE- | 溶岩石 | 遠赤外効果により身体を芯から温めることで、血行促進などの効果が高まる |
花-HANA- | 岩塩 | 空気清浄効果が高く、皮膚トラブルを防ぐ効果があり、優しい光に包まれた空間で、体が芯から温まる |
雪-YUKI- | クールゾーン | 火照った身体を自然の状態に戻すクールダウンスペース。お部屋の見た目も涼やかな印象 |
部屋によっても内装や照明によって全然違う雰囲気なので、飽きることなく岩盤浴を楽しめます。飲み物は自販機しかないので、持参するか自販機で購入。冷蔵庫を自由に使えるので、自分の飲み物を冷やしながら入ることができました。
仮眠もできるお休み処
お風呂上がりなどにゆっくりできるお休み処。スペース前にはオリジナルグッズも販売していました。
リラックススペースには、ゆったりと寝そべられる一人用のリクライニングソファがずらっと並んでます。席にはTVとコンセントがついているので、スマホを充電しながら思い思いにくつろぐことができました(館内にはフリーWi-Fiも完備してます)。
ブランケットも借りることができるので、こちらで仮眠している人もちらほらいらっしゃいましたzzz。
富士山や空の景色を一望できる和食レストラン
泉天空の湯 羽田空港では、レストランも入っているので食事もここで済ませることができます。メニューは安いものでざるうどん(1,100円)〜。定食メニューとなると2000円近くの価格帯なので、少し割高な印象。。きっとインバウンド向けなのでしょう。朝6:00から提供される朝食メニューもありました(こちらもお高めの価格ではあります…)。
でも富士山や空の景色が一望できるロケーションなので、雰囲気代として楽しむなら間違いなさそうです。
退館手続きはセルフで
帰る際のお会計はフロントには寄らず、館内にある自動精算機にて手続きします。靴ロッカー機についているICタグを機械にかざして精算。するとQRコードがついたレシートが出てくるので、入り口/出口にあるゲートにかざして退館します。
正直インバウンド向けにできた施設という印象なので、海外の方はスムーズに退館できているのかな、と余計な心配をしてしまいました 笑。
価格が高いのには理由がある!
価格だけ見ると、正直高いよな…と思う方も多いのではないでしょうか。しかし実際利用してみて、各所に惜しみなく施設にお金をかけていることが垣間見えたので、個人的に納得したポイントをまとめました。
時間無制限で利用ができる
サウナ専用施設など同価格設定の施設は大体利用時間に制限がありますが、泉天空の湯 羽田空港では深夜以外の時間であればどれだけ居ても追加料金がかからないので時間を気にせず過ごすことができます。
温泉・サウナ・岩盤浴に仮眠スペースがあるので、飽きずに時間を過ごせます。また24時間営業なので、海外からの利用者やトランジットで利用する場合などに重宝していそう。
備品に惜しみなくお金をかけている
洗い場のシャワーヘッドや脱衣所のドライヤーなどに髪や肌に優しい高級品を揃えていました。高い利用料をちゃんと施設に還元しているのを感じました(何様?笑)。
高級ヘアドライヤーでお馴染みのDysonのヘアドライヤーやPanasonicのヘアドライヤーなどを採用。ドライヤーだけでなくReFaのヘアアイロンも置いてあったのが好印象でした。
価格帯は安くはないですが、旅行前後に疲れを取るのにはとても優れた施設だなと思いました。特に海外旅行時は、フライトが長いので、こちらでリフレッシュできるのはとても助かるスポットでした!
今回の海外旅行でのサウナ体験も記事にしているので、読んでもらえると嬉しいです!