秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行く東京サウナ旅。東京都新宿区にあるTOTOPA 都立明治公園店に行ってきました。TOTOPAは2024年3月にオープンした都市型スパのサウナ施設です。
TOTOPA都立公園店|基本情報
住所 | 〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町5−7 |
アクセス | 都営大江戸線の国立競技場駅より徒歩9分 東京メトロ銀座線の外苑前駅より徒歩9分 JR総武線の千駄ヶ谷駅より徒歩10分 |
入浴料金 | 1,980円 (税込2,178円) / 〜1時間 2,980円 (税込3,278円) / 〜2時間 3,980円(税込4,378円) / 〜3時間 5,980円(税込6,578円) / 3時間〜 ※TOTOPAご利用にはLINEアプリから会員登録が必要になります ※キャッシュレス決済のみ |
営業時間 | 11:00-23:00(最終受付22:00) |
女性サウナ | スチームサウナ(すちこ)、呼吸ルーム、トトパラウンジ、外気ラウンジ、浴室、ドライサウナ(かおるこ) |
男性サウナ | ドライサウナ(左室、右室、ナ室)、浴室、深水風呂、外気ラウンジ、浴室ラウンジ、リフレッシュラウンジ |
「おふろの王様」運営陣によるスパブランド
TOTOPAは関東県内を中心にチェーン展開している「おふろの王様」を運営している東京建物グループが開発・運営しています。昨今のサウナブームに伴い、多様化が進む温浴施設・サウナ施設の運営形態。そんな多様なニーズに応えるため都心部でのコンパクトなスパとして既存ブランド「おふろの王様」と異なるブランドを構築されたそうです。
TOTOPAのサウナはサウナクリエイティブ集団のTTNEがプロデュース。ネーミングとアートデザインは、クリエイティブディレクター/アートディレクターの秋山具義さんが手がけ、女性フロアのコスメはMEGUMIさんによる選定など、そうそうたる力の入れ具合です。
TOTOPA都立公園店に潜入
TOTOPAは明治公園の中の建物に入っていました。
エレベーターで受付まで。女性サウナは2F、男性サウナは3Fフロアです。
入り口で靴を脱いで入館します。TOTOPAの入館にはLINEでのお友達登録が必要なので、あらかじめ登録しておきましょう!
TOTOPA|女性サウナを利用してみた
館内着は濃いグレー色のセパレートタイプ。ナイロン100%で速乾性抜群です。トップスはインナー用のタンクトップタイプのものと上から被る長袖タイプのもの。胸部分には当て布もあり、本格的に設計されていました。
館内着と一緒にタオルセットも入館料金に入っているので手ぶらでサウナを楽しめます。
とてもおしゃれな空間のロッカールーム(実際は上の写真よりも明るかったです)で着替えを済ませ、着衣で入るTOTOPAラウンジへ。受付で写真撮影をしてもいいか確認すると、こちらのみOKとのことでしたので、パシャパシャ撮らせていただきました。
TOTOPAラウンジには、「呼吸ルーム」「すちこ」「コールドルーム」「フィットネススペース」などがありました。
TOTOPAの楽しみ方(館内着編)
『TOTOPAの楽しみ方』の説明があったのでこちらにメモ。
- 館内着に着替えて、バームまたはクレンジングで化粧を落とします
- トトパラウンジに入って、大判タオルを持って呼吸ルームでストレッチをします
- 体が温まったら、大判タオルを持って「すちこ」に入ります(約7~8分)
- コールドルームでクールダウンします(肌が乾燥しないように室内の化粧水をお使いください)
- ラウンジでハーブティーを飲んで、休憩します
※STEP 1~5 を 2〜3回繰り返す
呼吸ルーム
ROROPAラウンジの真ん中にある呼吸ルームと名付けられた部屋。扉を開けると中はドーム上になっていてなんだか神聖な雰囲気。床にはヨガマットと呼吸法プログラムの説明書。
ヨガマットの上に、併設されている大判タオルを強いて説明が気に沿って過ごしました。
室内はサウナというよりは暖房がついた暖かい部屋、という感じの温度設定。ストレッチしながら過ごしていると照明の明るさがゆっくりと変わっていきます。BGMには雫が滴る音が流れていてなんだかとても落ち着きます。
日常ではなかなか難しいマインドフルネスな空間がそこにありました。
スチームサウナ|すちこ
TOTOPAラウンジの奥側にある「すちこ」と書かれた扉(なんだかとてもかわいい)。
開けた先には寝そべるタイプのスチームサウナ。収容人数は七人ほど。実際はしっかり視界がくっきり見えているのですが、カメラを向けるとあっという間に曇ってしまうほどの細かい粒子!しっかりと湿度を感じます。
温度はだいたい60°C、湿度は20%くらいといったとこでしょうか。
寝そべりスペースの床にはたくさんの石菖が敷き詰められ、さらに大きな蒸し器でも石菖が蒸されていました。
これは大分県別府市にある鉄輪むし湯というものを再現したものだそう。
今まで入ってきたスチームサウナやミストサウナとは全く違う新体験…!
蒸された石菖は、蒸気と溶け合って芳ばしい香りがありました。寝そべっていると床下からもほんのりいい香りを感じました。
木琴のような心地よいリズム音のBGM、とても細かいミストの中で身体中が潤っていきました。
コールドルーム
涼み処となっている涼しい部屋の中には2脚の椅子とMAMA BUTTERのフェイスミストやOSAJI KAIの化粧水が置いてありました。
室内にはほんのりアロマのいい香り。
脱衣スペース|ドライサウナかおるこがあるスタイリッシュな浴室
TOTOPAラウンジをでて、ロッカールームで着衣を脱いだら奥にある浴室へ。グレーを基調としたスタイリッシュでサイズ感も都心ならでは、小さめのコンパクトな浴室です。
洗い場は4つのシャワーブース。座りながらではなく立って体を洗うのは今時な感じがします。個人的には座って体を洗いたいところですが、サウナに力を入れている施設ほど立ち洗い場(という言葉でいいのだろうか)が多い気がします(スイデンテラス、ハレタビサウナなど)。
シャワーヘッドは、水圧を自分で変えることができるRefaのものを搭載。
シャントリ類もこだわりの品が選定。ヘアケアは、BOTANISTのROOTH。体はMAROAのボディーソープ。洗顔にはOSAJIのウォッシングフォームなど。
普段、ドラッグストアでスキンケア用品を調達している身からしたらなんと贅沢なラインナップなことでしょう!
これらの商品をお試しするだけで、入館料の元が取れそうです笑。
サウナがメインの施設だと、水風呂しかないところがほとんどですが、TOTOPAには小さいですが暖かいお風呂もあり、なんだかそれがとても安心感がありました。
水風呂は定員1~2名ほどの小さな浴槽。温度は体感17°Cほどでした。
ドライサウナかおるこを体験
ドライサウナの「かおるこ」は浴室の一番奥にありました。サウナ室の前には真っ黒なビート板式のサウナマット。
よく銭湯で見かけるのは、下の「座・湯~マット」のようなタイプのものが多いのですが、それが真っ黒。
色のチョイスになんだか意志を感じます。
かおるこのサウナの中はというと黒一色で統一されたサウナ室内。どことなく京都にあるmoksa Rebirth Hotelで入ったサウナを思い出しました。
かおるこは定員6人ほどの小さめなI字型ベンチ二段のドライサウナでした。室内の温度は私が入った時は92°C、湿度22%のセッティング。BGMにはピアノのヒーリング音楽。なんだかとても心地よい空間です。奥にはHARVIAのタワーストーブ。
ベンチに座ると真ん前には大きな一枚板が3枚。東京都西新井にもTTNEがプロデュースした「堀田湯」のウォーリュ(壁に水を打ちつけて行うロウリュのこと)用の板があるのですが、それと同じものなのかな。
ウォーリュができるのなら案内が欲しいと思ったのですがどうなんだろう(聞けばよかった)。
セルフロウリュができるサウナで、アロマのいい香りがしました。
TOTOPAラウンジで休憩
休憩はやはりTOTOPAライン時で過ごすのが一番落ち着きました。上記の椅子がたくさんあるエリアのほか、お座敷で過ごすこともできます。
こちらでは電源もあるので、館内のwi-fiを使ってリモートワークなんかもできそうです。(と思いつつ、3時間以上過ごすとしたらほぼ6000円かぁ…)
スポーツジムにあるようなフィットネスバイクも備え付けられています(使う人いるのかな、、?)。
水分補給はこちらのミニバーにて。デトックスウォーターやハーブティーなど。暖かい飲み物もあるのが個人的にとても嬉しかったです。お酒が好きな方にはノンアルコールのビールサーバーも。
結論|サウナシュラン1位のサウナはすごかった!
サウナを一通り終えて、ロッカールームで過ごす帰りの身支度もMEGUMIさんチョイスによるスキンケアアイテムたち。Refaのドライヤーとヘアアイロンも備え付けられていて、女性の憧れが一堂に詰まっている場所でした。
さすがサウナシュラン2024第1位を受賞しただけの充実度抜群のサウナ施設。女性サウナも大満足の仕上がりでしたが、それでも男性サウナの方がサウナもラウンジも女性サウナよりも多く、もっと充実しているんだろうな。
いつかTOTOPAの男性用サウナにも入ってみたい所存です。