福島県|サウナイキタイ県内No.1!猪苗代湖にダイブできるアウトドアサウナを体験

秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行く東北サウナ旅。MINATOYA SAUNAを体験してきました。
MINATOYA SAUNAは、福島県猪苗代町にあるLAKE SIDE HOTELみなとやが運営しているアウトドアサウナプランです。ホテルに泊まらなくても、日帰りサウナとして利用もできます。

日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」では、福島県No.1の人気のサウナ施設でもあります。

看板の裏側もお見逃しなく!

MINATOYA SAUNA|基本情報

MORZHのテントサウナを2種類選べます。水風呂は目の前に広がる猪苗代湖。冬場は雪が積もるので雪ダイブに変わるそうですが、今年の冬は暖冬で雪がなかったので、冬の猪苗代湖に入るというレアな体験をすることができました。
1枠3時間と豊富なオプションも用意してあり、ゆったりとしたサウナタイムを楽しめます。

MORZH(定員4名)1名利用   4,500円
2~3名利用 4,000円
4名以降   3,500円
※一人当たりの価格です
MORZH MAX(定員2〜8名 )2~3名利用  5,000円
4名利用  4,500円
5~8名利用  3,500円
※一人当たりの価格です
利用時間9:00~12:00
12:00~15:00
15:00~18:00
18:00~21:00
オプション(レンタル)インフィニティチェア  550円
サウナポンチョ    1,100円
サウナハット      550円
バスタオル       330円
フェイスタオル     220円
Bluetoothスピーカー   550円
焚火セット      3,300円
オプション(購入)ロウリュ用天然アロマ    550円
ヴィヒタ(買取)     2,750円
耳栓            770円
水着(男性用XLサイズ)  3,300円
オリジナルフェイスタオル 1,100円
ドリンク・フードオロポ         550円
猪苗代地ビール     770円
ノンアルコールビール  550円
マッカラセット    1,100円
(オリジナルソーセージをサウナストーンで焼いて食べます)
必要な持ち物水着・ポンチョ・タオル
定休日火・水曜日
2024年2月時の情報です

LAKE SIDE HOTELみなとや|基本情報

朝9時からの枠もしくは夜18時からの枠のサウナに入るのあれば、目の前にあるLAKE SIDE HOTELみなとやに宿泊するのがおすすめです。宿泊客は1000円割引でサウナを楽しむことができます!

私は前泊して、朝9時からのサウナに入ってきました。

住所〒969-3285 福島県耶麻郡猪苗代町大字翁沢字長浜870
アクセス磐越西線猪苗代駅より車で約10分
ホテルまでの無料送迎あり※予約時にお問い合わせください
TEL 0242-65-2111
営業時間チェックイン  16:00
チェックアウト 10:00
お風呂     24時間営業
その他フリーWi-Fi完備
2024年2月時の情報です

野口英世も訪れた歴史ある古い旅館

1877年(明治10年)に港屋旅館として創業したというLAKE SIDE HOTELみなとや。とても歴史のある建物で猪苗代出身の偉人野口英世も訪れたことがあるそうです。

館内には野口英世の年表がありました

歴史のある旅館の館内はとてもレトロで、ノスタルジーを感じます。

実はアートホテル!館内にはアートがたくさん

階段|岩切章悟さんによる壁画アート

LAKE SIDE HOTELみなとやを訪れて、とても推したいポイントだったのが屋上まで続く階段の壁画アート。2019年にアートプロジェクトとして、アーティストの岩切章悟さんによって描かれました。

各フロアにさまざまな動物が描かれており、迫力満点です。階段を登っていくにつれ、四季が変わっていく様子も描かれていて、もっとウリとして宣伝してもいいのでは!?と感じました。
ただ残念なのが、元々の館内環境の名残がアートを引き立たせる仕様になっていないのがもったいないなと思いました。

大浴場|田中みずきさんによる銭湯絵

またアートプロジェクト第2弾として、男湯の大浴場には日本で3人しかいない銭湯絵師の田中みずきさんによる銭湯絵。壁一面に、磐梯山と猪苗代湖が描かれています。ホテルの公式サイトには浴室の入れ替えはしてないと記載されていますが、チェックインした夜の浴室は女湯となっていたので、運よく入ることができました。
脱衣所には赤べこや野口英世の似顔絵も描かれており、ほっこりするレトロ空間でした。

猪苗代湖でアウトドアサウナを体験!

そんな古き良き歴史のあるLAKE SIDE HOTELみなとやが2020年9月に始めたのが、テントサウナサービス。フロントにはオリジナルのサウナグッズやオプションで購入するサウナ用のアロマがたくさん並んでいました。

種類豊富なオプションサービス

前泊した私たちは、部屋で水着に着替えてそのままチェックアウト。フロントでサウナの受付をし案内を待ちます。
たくさん揃えられたロウリュ用のアロマは約10種類!「炎熱」「ヴィヒタブレンド」「熱波」などサウナに特化した名前のものもあり、選ぶのがとても楽しいです。
中でも気になった「ととのいトリップ」という名前のアロマを選びました。
またサウナ飯付きプランを用意してもらっていたので数ある中から麻婆丼を選択。他には、五目炒飯や中華スープ、あんかけ焼きそばなどがありました。

ホテルから徒歩30秒ほどの場所にテントサウナがあります。移動時にはサウナポンチョがあるととても便利です。楽天でも安価で手に入れることができるので、よかったらチェックしてみてください。

ホテルの入り口にレンタルのクロックスが並んでいて、履き物は自分で持参しなくても大丈夫でした。

猪苗代湖の目の前でテントサウナを楽しむ

ホテルを出て徒歩30秒ほどのサウナ会場には4基のMORZHテントサウナが並んでました。
用意してもらったのは、MORZH MAXの大きなテント。9割型完成したテントの仕上げとして、テントサウナを支える最後のペグ打ちを自分たちでやらせてもらいます。自分たちで組み立てたテントサウナを味わうための素敵な演出です。

プライベート空間を維持しながらも、隣のテントの人とのコミュニケーションも取りやすい絶妙な距離感でテントが並んでいるので、同じ時間で複数のテントを予約して大人数でも楽しめると思います。

寝サウナできる大きなベンチ

目の前にはパワフルな2体のサウナストーブ。広いサウナ室ですが、おかげで中は90°C以上を指しており、とても温まっています。薪の匂いを感じることができるのもアウトドアサウナの魅力の一つです。
入って手前側には低めのベンチ、奥には背の高い大きなベンチがL字型で並んでおり、それぞれ違う温度感でサウナを楽しめます。

サウナの中に大きなうちわがあり、熱波を仰ぐこともできました。また、大きなテントの中で寝サウナしたり、アロマの香りを楽しんだりとサウナの中でもいろんなことができました。

薪は針葉樹なのか、すぐに燃えて温度が下がってしまうので適宜自分で薪を入れないといけませんでした。サウナの状態を見て、火入れをしながら入り口を開放したり、自分で温度管理をして自分たちが心地よい温度を追求するのも楽しかったです。

水風呂は目の前にある猪苗代湖!遠くではカモの群れが泳いでいたり、遊覧船が運行しており、湖にしては波の頻度が早く感じました。水もとてもきれいで抵抗なく入ることができました。
それでも季節がら猪苗代湖の水温はキンキンに冷えており、体感12~13°Cくらい。

そのままオプションレンタルのインフィニティチェアで外気浴。今年は暖冬で天気にも恵まれて、日差しがとても眩しかったです。目を瞑って休憩していると、波の音が素敵なBGM。湖畔浴というよりも海水浴に来たような感覚でした。

サ飯・サウナドリンク

ドリンクメニューのオロポセットは通常550円なのですが、Google口コミをすると一杯無料サービスに。これはやらないわけにはいけないと口コミ評価をして、有り難くオロポをいただくことができました。

オロポというのは、オロナミンCとポカリスエットを混ぜたサウナにぴったりのドリンクメニューです。
のど越しがよく水分補給とビタミンCが一緒に補給出来ます。

オロポを作っている動画です

9時からサウナに入り11時を過ぎたあたりに、フロントで選んでいたサウナ飯が到着。ホテルスタッフのおばちゃんが持ってきてくれました。

LAKE SIDE HOTELみなとやに併設されているレストラン西湖で作られた麻婆丼。晴れていたのでピクニック気分で外気浴しながら食べました。塩分を欲した体にとても嬉しいサ飯でした!

外が寒かったら、テントサウナの温度調整をして暖かいテントサウナの中で食べることもできたと思います。

3時間たっぷりサウナを終えたら、ホテルの大浴場に入って汗を流して着替えることができます。アウトドアサウナ施設にサウナ後に体を洗えるのはとてもありがたいです。
サウナ後は足の砂を落としてホテルに戻りましょう。

LAKE SIDE HOTELみなとや人気No.1!ぐっすり快眠ルームに泊まってみた!

今回、一番人気の部屋である「ぐっすり快眠ルーム」を利用しました。
チェックイン時に3種類ある中から、好きなアロマを選びます。自分の眠りに基づいたフローチャートから選ぶのも面白いです。

部屋は、趣のある昔ながらの旅館にベッドを置いたような作りでした。年季が入っていてなんともレトロ 笑。

部屋の中をよく見ると柔らかめのベッドと硬めのベッド。ベッドの隣には6種類の枕がありました。
快眠セラピスト 三橋美穂氏が監修した快眠グッズが揃えられていました。
部屋に入ってしばらくすると、スタッフの方がアロマディフューザーをセットしにきてくれました。思ったよりもアナログな印象 笑。セットしてもらうと部屋にアロマの香りが広がり、快眠ルーム仕様となっていきました。
宿泊場所でアロマを炊いてもらうという体験は初めてだったのですが、これはいいサービスだと思いました。

夜にチェックインし、疲れていたのであまり考えずにベッドと枕を選んでしまいましたが、もっと色々試せば良かったと少しだけ反省。

目の前に猪苗代湖が広がる位置に部屋があり、翌日とても気持ちのいい朝を迎えられました。

朝ごはんは1Fにある「レストラン西湖」にて。2023年12月にリニューアルしたばかりで、新しくて綺麗な会場でした。昼・夜は中華エト売りレストランとなっていますが、朝ごはんは和食御膳でした。

目の前には猪苗代湖。ロケーションがとてもグッドです。右側のお鍋に入っているのはお味噌汁です。食後にはコーヒーもサービスもありました。秋田のお米で育ってきましたが、福島のお米も美味しかったです。

最後に

MINATOYA SAUNAは、昔ながらの歴史ある旅館LAKE SIDE HOTELみなとやが、時代に合わせた施策として生まれたものなんだなと感じました。
建物は正直古いですが、「ここに野口英世も来たんだな」というのを感じることができます。とても大事にメンテナンスされていて従業員も誇りを持って働いている様子を感じられました。

目の前にある猪苗代湖をうまく活用していて、アウトドアサウナとの相性も抜群で、初心者・玄人サウナーにとっても嬉しいオプションがたくさん考えられてました。
サウナの後に、大浴場(といっても小さいですが)に入れるのはとてもありがたかったです。

なかなか行く機会のなかった猪苗代湖周辺でしたが、行ってみると楽しいスポットもたくさんあったので猪苗代湖周辺を目的としたサウナ旅、おすすめです!