秋田で暮らすサウナ好きデザイナーが行く東北サウナ旅。ショウナイホテル スイデンテラス
に泊まってきました。
スイデンテラスは、2020年8月に「晴耕雨読の時を過ごす、田んぼに浮かぶホテル」をコンセプトにリニューアルオープンしました。
結論から言うとスイデンテラスは1泊では物足りないくらい、とても充実した施設が揃っていました。全てを網羅しようとすると、1泊ではとても足りませんでした。
基本情報|SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
住所 | 〒997-0053 山形県鶴岡市北京田下鳥ノ巣23−1 |
アクセス | 庄内空港より連絡バス「サイエンスパーク下車」徒歩1分、鶴岡駅より車で5分 JR鶴岡駅から車で10分 |
TEL | 0235-25-7424 |
営業時間 | チェックイン 15:30 チェックアウト 10:00 レストラン 6:30~9:30(LO 9:00)、11:00~22:00(LO 21:30) ショップ 7:00~23:00 ライブラリー 6:00~24:00 スパ 6:00〜24:00 ※13:00〜14:30は清掃のためCLOSE |
風呂 | 天色の湯(内湯・露天風呂・サウナ) 月白の湯(露天風呂・サウナ) 朱鷺色の湯(内湯) |
泉質 | ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉 |
世界に誇る建築家・坂茂氏による建築デザイン
入り口に入ると、エントランスにつながる階段があります。この階段を上がった先に、フロントととても素敵な共用スペースが広がっていました。
スイデンテラスの居心地のいい空間は、世界的な建築家である坂茂氏によって設計されています。
どこに身を置いても田んぼの気配を感じられるようにデザインされているそうです。また紙管を使った建築が有名な坂茂氏による建築は、館内の至る所に紙管が使われていました。
一番人気の2階建てメゾネットルーム
楽天トラベルで、一番人気の部屋だと謳っていたメゾネットルームに宿泊しました。ドアを開けると、メゾネットの2階側の部屋。階段を降りるともう一部屋ベッドルームと洗面台・バスルームがありました。
2階のベッドルームはソファベッドになっていて、リビングのようにも使えます。
水道と冷蔵庫は2階フロアにありました。
1階のベッドの方が寝心地良さそうです 笑。どちらのフロアにも大きなテレビが付いていました。
とても居心地の良い空間で住みたくなります。
お茶請けはなく手土産のプレゼント。お米とご飯に合いそうなお味噌としょうゆの実。しょうゆの実を使った料理のレシピもついてました。部屋に炊飯器はなかったので、部屋でご飯をたくことはできませんでした 笑。
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ウェルカムドリンクはお水とコーヒー。こちらも地域ブランドのものでした。
長時間のドライブでちょっと疲れた中でのチェックインだったので、甘いものもあれば嬉しかったな。
※ホテルから徒歩圏内(車で2分ほど)の場所に、山形の老舗お菓子屋さん「木村屋」のファクトリーストアがありました!
サウナシュラン2021受賞のサウナを体験
スイデンテラスのサウナは、サウナシュラン2021に選出されており、サウナーからも注目度が高いのです。
残念ながら大浴場は日帰り利用はできません。宿泊者と、館内のジムが使えるスパ会員のみ入ることができます。大浴場は天色の湯と、露天風呂とサウナの月白の湯・内湯になっている朱鷺色の湯2つの浴室が日替わりになっています。
私がチェックインした日のお風呂は、朱鷺色の湯と月白の湯2つを楽しめる日でした。朱鷺色の湯は、内湯のみ。露天風呂とサウナに行くには、着替えて月白の湯に行く必要があります。
朱鷺色の湯(ときいろのゆ)
そんなに広くない円弧上の建物の中は、脱衣所からとてもおしゃれ。脱衣所には化粧水などのアメニティも完備されていてありがたい。ウオーターサーバーもあるので水分補給もしっかり取れます。
「朱鷺色の湯」の名前の由来にもなった桃色のタイルが印象的な浴室内。オーロラのような発光もあり、とても幻想的な空間です。
浴室内はそんなに広くなく、曲線の壁伝いの有機的な形の浴槽が一つだけあるシンプルな構造ですが、六角形の形状の木出てきた天井を見上げながら、非日常の空間はとても気持ちがいいお風呂でした。
月白の湯(げっぱくのゆ)
月白の湯は入り口が少し違う場所にあり、浴場に向かう手前の廊下から階段を降りた場所にあります。
こちらもおしゃれな脱衣所。ウォーターサーバーもあります。
浴室の洗い場は高い作りになっていて、コンクリートの床。なんだか海外のスパのような仕様のイメージです(※個人の感覚です)。内湯はなく、奥にはサウナ室。サウナ室前にはビート板式のサウナマットがありました。
白い壁と可愛い形の窓が、北欧デザインの小さなお家みたいな可愛い空間です。片面が二段L字になっているベンチと、円椅子が2つ。2段になっている面は、坂茂氏のアイコンでもある紙管を模した木でデザインされていました。
壁から天井にかけて紙管のような木が背中を包んでくれている感覚。目の前の可愛い形の窓は、残念ながら、夜は窓から外の景色は暗くて何も見えませんでした(裸姿の自分が反射が窓に映ります 笑)。
サウナ室の熱源は、セルフロウリュもできるHARVIA製の大きなストーブ。セルフロウリュは無臭でした。
サウナをでて外に出ると、こちらも円弧上の有機的な形の湯船と丸い水風呂。
露天風呂からの景色は、一面の広い田んぼの景色…。なはずなのですが、時期が悪かったのか水が張っていない状態でした。
冬の夜の水風呂は、景色や外気の温度も相待って入るのが少し怖い。キンキンに冷たい水風呂は、体感よりも視覚からくる冷たさを一段感じました。
外側の壁沿いはベンチになっているので、そのまま景色を見ながら外気浴。雨の日の夜は正直コンディションが整っていたわけではないだろうなと思いつつも、空気がおいしくとても気持ちよかったです。外からはサウナ室内の様子も見えて、改めて素敵なサウナ室。ただ1点、荷物置き場があればもっとよかったな。露天風呂もとても気持ちよかったです。
天色の湯(あまいろのゆ)
次の日は早起きして入った天色の湯。こちらは着替えなくても内湯と露天風呂、サウナに入れます。
青いオーロラ色のタイルがきれいな浴室。半円弧上の設計。内湯と露天風呂の浴槽がつながっているような作りになっていて、低い天井でも広く感じます。こちらの洗い場も高い位置になっていて、立って洗体する感じが海外向けの印象。
露天風呂からは、田んぼと山々が見えます。とてもおしゃれな露天風呂です。
サウナは露天風呂の奥にあります。こちらも天井が低く、三角屋根のようになっているので、なんだか屋根裏部屋にいるようなワクワクした気持ちになれます。
六角形の椅子がたくさん並んだ3段ベンチ。一部可動式となっているので、好みの温度や高さに合わせた調整もできます。
室内はBGMがなく静か。HARVIAのサウナストーブにロウリュをすると、天井が低いのであっという間に熱波が降りてきます。こちらもロウリュは無臭でした。
低い位置に窓がありますが、かがまないと外の様子は見えませんでした。
外に出て目の前にある水風呂も六角形。定員1人仕様です。こちらもしっかり冷たくて(15°Cくらい)、外気の空気も相まって、ひんやりシャキッとした朝を迎えられました。
宿泊者無料のスパ会員向けジム
温泉棟の中にはスパ会員用のジムも併設されています。こちらは宿泊者も無料で利用できます。
私はジム用具を持参していたので、お風呂前に利用させていただきました。クロストレーナーやランニングマシンを中心とした器具が揃っていました。youtubeなどが見れる画面付きの器具だったので、スマホを持たなくても退屈せずに運動できました。
ウェアなどの有料レンタルもあります。お風呂から近い場所にあるので、お風呂前の運動おすすめです!
SAKE BAR・LOUNGE
スパ棟からすぐの場所にあるSAKE BAR&LOUNGE。のれんの先、右側にはマスターがいるバーがあり、左側は無人のラウンジがありました。こちらは館内着のまま入ることができます。
ラウンジには山形庄内の地酒と県産ワインをセルフで飲めるお酒のサーバー。ちょっとしたおつまみやジェラートなどもありました。お会計はチェックアウト時にまとめてということで、お財布なしで気軽に足を運べます。お風呂上がりにこういう場所があるの、とてもいいですよね。
利用時間 | 15:30〜24:00 |
料金 | 2杯:1,000円(税込) 3杯:1,500円(税込) 4杯:2,000円(税込) |
館内着のまま入れるカジュアルなバー。お子様のご入店も可能です(山形の季節のフルーツを使ったジェラートやジュースもあります)。営業時間が限られているからなのか、席は埋まっていて入れませんでした。。
利用時間 | 21:00〜23:00(L.O. 22:30) |
営業日 | 金・土・日・祝前日 |
ブックディレクター厳選の本が並ぶライブラリー
スイデンテラスには、おしゃれなサウナ以外にもたくさん本があるライブラリーがあるのも魅力の一つ。誰でも利用できる共用棟と、宿泊者のみ入れる宿泊棟の2箇所にあります。
共用棟、宿泊棟にそれぞれ約1000冊揃っている本は、ブックデザイナーの幅 允孝氏によるもの。
ホテルでの滞在が少しでも豊かで愉しいものになるようにという思いで揃えられたそうで、興味深い本がたくさん並べられていました。
宿泊棟のライブラリーは4~5部屋ほどに分かれていて、それぞれの部屋に座って読書ができるようにおしゃれな席が設けられていました。どの場所も気持ちよさそうで、次来た際には読書に没頭したいと思いました(今回は時間がなくてあまり過ごせなかったです)。
山形庄内の食の魅力感じるレストラン
夕・朝食プランで宿泊しましたが、これがとても贅沢な内容でした。会場のレストラン「MOON TERRASSE」では、館内着NG(スリッパはOK)でした。
スイデンテラスが掲げる食のテーマは”Farm to Table”。
スイデンテラス公式サイトより
山形庄内の食を知り尽くしたシェフが、海、山、川、平野、それぞれの産地から、安心・安全かつ旬の食材を厳選し、調理、提供します。
スイデンテラスのお食事を通して、山形庄内の食の魅力をご体感ください。
夕食|山形の食材をふんだんに使った4品のディナーコース
料理は前菜とメインディッシュから4品を、デザートは3品から1品選びます。料理は前菜から4品、メインから4品選んでもOKでした。お子様メニューもあります。
そのほかにもパンやスープなどセルフで取り放題となっていて、料理が来る前からテンション上がります。
個人的ヒットは「山形牛赤身肉のロースト 赤ワインソース」。間違えてプラス料金のお肉が出てきたのかと勘違いしてしまうくらい、ジューシーでとろける美味しさでした!
とても贅沢なディナーで、気がつくと2時間以上時間が過ぎていました。ちょうど母の誕生日前日だったので、これだけでも十分素敵なお祝いになりました(自画自賛)。
朝食ブッフェ
スイデンテラスの朝食は、郷土色豊かな和食のブッフェ。会場にはたくさんの人がいて、とても人気でした。会場には6:30~9:30の間にいることができます(料理提供は9:00まで)。
毎月異なる料理(公式サイトからメニューの確認ができます)は、山形の旬の食材がたくさん使われていました。私が行った時には、ノドグロやフグなどの高級魚も出ていて、朝からなんとも贅沢な気持ちになりました。
個人的一押しは、庄内米の食べ比べ。1回目のお盆(←)にはカレーを盛り付けましたが、3種類のご飯を食べ比べするのは家ではなかなかできないのでとても楽しかったです。ご飯が進むおかずもたくさんありました。
この日は朝ごはんを食べ過ぎて、夜までお腹が空きませんでした。
スイデンテラスに泊まってみて
結論から言うと、スイデンテラスでは館内でやりたいことや行きたい場所(ライブラリー・スパ・ラウンジなど)が多過ぎて、あまり部屋でくつろぐという時間はありませんでした。
とても充実した時間が過ごせるので、早めのチェックインがおすすめです。
チェックアウト時間が10時と少し早めなので、スイデンテラスで1日過ごしたあと山形観光はチェックアウトした日にするのがいいなと思いました。
館内はとても広くて、宿泊棟によってはライブラリーやスパに行くのにちょっと遠いかもしれないです。私が泊まったお部屋は、スパやライブラリーに近い所ではありましたが、廊下などの共用スペースがシンプルなので常に迷いました 笑。
【招待コードあり】宿泊費を抑えるならHafhがおすすめ!
また旅費を抑えるなら、旅のサブスク HafH (ハフ)がおすすめです。スイデンテラスも対象の宿泊施設となっています。
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2024年1月18日(木)00:00 〜 2024年2月4日(日)23:59