海外旅行のWi-Fiはどうする?eSIMとどっちがいい?ネット通信4つを比較

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UnsplashのPaige Codyが撮影した写真

海外旅行の準備でだいたい最後まで残るのが、「スマホのネット通信どうする?」問題。

私も、実際に海外旅行に行ったときに最後まで悩んだのがここでした。航空券もホテルも決めた、行きたいお店もリストアップした。あとは現地でどうやってネット環境を整えよう、と毎回最後まで悩んでしまいます。最近はフリーWi-Fiの施設が増えているとはいえ、現地で気軽にネットを使えないのはちょっとしたストレスにもなりがちです。

過去に海外旅行をした時は、契約している携帯会社の海外ローミングをそのまま使ったのですが、思ったより通信が安定せず、肝心なときにマップが開かなかったりして地味にストレスが溜まった記憶があります。

帰国してから、「次の旅行までに、海外でのネット通信についてちゃんと調べておこう」と思い立ちました。

正直なところ、ここは「全員にとっての正解」があるわけではありません。2人以上で行くのか1人なのか、何日行くのか、動画を見るのか地図が見られれば十分なのか。条件によって最適解が変わります。

この記事では、

  • 海外旅行で使えるネット通信の方法
  • よく比較される「海外Wi-Fi」と「eSIM」の違い
  • どんな旅行スタイルの人にどれが向いているか
  • eSIMを選ぶなら「Saily」というサービスがあること
  • 楽天モバイルを使っている人はそのままでいいのか

を順番に整理していきます。読み終わるころには、自分がどれを選べばいいか判断できるはずです。

海外旅行でネット通信を使う方法は4つ

まず全体像から。海外でスマホをネットにつなぐ方法は、大きく4つに分けられます。

海外Wi-Fiレンタル(モバイルルーター)

小型のWi-Fiルーターを日本で借りて、現地でそれを経由してネットにつなぐ方法です。出発前に空港カウンターや宅配で受け取り、帰国後に返却します。

一番の強みは、1台で複数人・複数端末が同時につなげること。家族4人でも、スマホ・タブレット・ノートPCでも、1契約でまかなえます。スマホ側の設定はWi-Fiにつなぐだけなので、操作に不安がある人でも扱いやすい。

弱点は、持ち物と手間が増えること。ルーター本体とその充電ケーブル、モバイルバッテリーが荷物に加わります。受け取りと返却も必要です。それと、グループで別行動すると、ルーターを持っていない側が圏外になります。

海外用SIMカード(物理SIM)

現地で使える物理SIMカードを買って、スマホのSIMを入れ替える方法です。日本で事前購入しておくことも、現地の空港や携帯ショップで買うこともできます。

現地SIMは料金が安いことが多く、現地の電話番号が付くタイプもあります。一方で、SIMピンで小さなトレイを開けて差し替える作業が必要で、抜いた日本のSIMをなくすリスクがついて回ります。

eSIM(イーシム)

スマホに内蔵されているデジタルのSIMに、旅行先用のデータプランを書き込んで使う方法です。物理的なSIMカードの抜き差しがありません。

ネットで買って、その場で設定して、現地に着いたら使える。荷物はゼロ。ただし、スマホがeSIMに対応している必要があり、設定は自分でやることになります。

スマホ会社の海外ローミング

いま契約している携帯会社の回線を、そのまま海外で使う方法です。申し込みも機器も不要で、設定をオンにするだけ。

以前は「うっかり高額請求」の代名詞でしたが、今は定額のローミングオプションを用意している会社が増えました。楽天モバイルのように、プランに一定量の海外データ通信が含まれているケースもあります。

自分の契約内容次第で「最強の選択肢」にも「一番高い選択肢」にもなるので、まず自分の携帯会社の条件を確認するのが先です。

海外旅行のWi-Fi・eSIM・SIM・ローミングを比較

4つをまとめて比較するとこんな感じ。

海外Wi-FieSIM海外用SIM海外ローミング
荷物× 増える◎ 増えない◎ 増えない◎ 増えない
事前手配予約と受け取りオンラインで完結事前購入か現地購入不要(設定のみ)
複数人で共有◎ できる× 原則不可× 原則不可× 原則不可
現地の電話番号なしプランによる付くものがある日本の番号のまま
設定の難易度◎ かんたん△ 自分で設定△ SIM差し替え◎ かんたん
返却× 必要◎ 不要◎ 不要◎ 不要
向いている人家族・グループ1人旅・身軽派長期滞在・現地番号が要る人契約内容が条件に合う人

条件別に整理すると、こうなります。

  • 1人旅で荷物を増やしたくない → eSIM
  • 2人以上で一緒に行動する/PCもつなぐ → 海外Wi-Fiレンタル
  • 長期滞在で現地の電話番号が必要 → 海外用SIM
  • いまの携帯会社の海外条件が自分の旅行に合っている → そのままローミング

自分がどれに当てはまるか、だいたい見えてきたでしょうか。eSIMを試してみたい人は、旅行先に対応したSailyのプランと料金を確認してみてください。行き先を入れれば、容量ごとの価格がすぐ出ます。

海外旅行のWi-FiとeSIMはどっちがいい?

検索されることが圧倒的に多いのが、この2つの比較です。表で整理します。

比較項目海外Wi-FiレンタルeSIM
事前準備予約→受け取り(空港/宅配)ネットで購入→スマホに設定  
荷物ルーター+充電器+バッテリー増えない
複数人での利用  1台を数人で共有できる原則1人1契約
1人旅との相性 1人で使うには割高になりやすい相性がいい
設定Wi-Fiにつなぐだけ自分でeSIM設定が必要
料金の考え方1日あたりの定額×日数データ容量と期間で購入
バッテリールーターの充電管理が必要スマホ1台分だけ
返却必要(返却期限あり)不要
別行動時ルーターを持つ人しかつながらない全員それぞれつながる

海外Wi-Fiが向いている人

  • 家族や友人など、2人以上で行動を共にする
  • ノートPCやタブレットもネットにつなぎたい
  • スマホの設定をいじるのが不安、もしくは面倒
  • 使っているスマホがeSIMに対応していない
  • 受け取り・返却の手間はそこまで気にならない

eSIMが向いている人

  • 1人旅、または現地で別行動する予定がある
  • 荷物をこれ以上増やしたくない
  • カウンターでの受け取りや、帰国後の返却が面倒に感じる
  • スマホだけつながれば十分
  • 出発前にすべて済ませておきたい

こうして並べると分かるとおり、eSIMが常に正解というわけではありません。

たとえば4人家族で5日間の旅行なら、ルーター1台をみんなで使ったほうが1人あたりの負担は下がりますし、子どもの端末の設定を全部やる手間も省けます。この条件でeSIMを4人分買うのは、多くの場合割高です。

逆に、1人で行く旅なら話はまったく別。ルーターを借りても使うのは自分だけなので共有のメリットがなく、荷物と返却の手間だけが残ります。「受け取りに空港で並び、帰国後に返却期限を気にする」という往復の手間がなくなるだけでも、1人旅ではeSIMを選ぶ理由として十分だと思います。

海外旅行でWi-Fiはいらない?eSIMならスマホだけでOK

「海外旅行にWi-Fiルーターって、本当に必要なの?」という疑問にも答えておきます。

結論から言うと、「ルーター」は必須ではないけれど、「ネット通信そのもの」はほぼ必須です。

ホテルやカフェの無料Wi-Fiだけで乗り切ることもできますが、現実的にはけっこうきついです。海外旅行中にスマホを使う場面を挙げると、たとえばこうなります。

  • Googleマップで駅から宿までの道を調べる(そしてだいたい迷う)
  • 乗換案内や、遅延しているかどうかの確認
  • 店の営業時間や定休日を出先で調べる
  • メニューや案内表示を翻訳アプリで読む
  • 配車アプリを呼ぶ
  • 予約確認メールやQRコードを開く

どれも「外にいるとき」に必要になるものばかりなので、宿に戻らないとネットが使えない状態だと、移動のたびに不安がつきまといます(実際私がそうでした)。

そこで「ルーターを持ち歩かずに、スマホ自体を現地でネットにつなげる」選択肢として出てくるのがeSIMです。

楽天モバイルならWi-FiやeSIMは不要?

楽天モバイルのRakuten最強プランには海外ローミングが含まれていて、海外指定107の国と地域で毎月2GBまで無料で使えます。

私は楽天モバイルを契約していたので、過去の海外旅行では、ローミング設定をして旅行したのですが、すぐに2GB使い切ってしまい、旅行中は思うようにネットが繋がらず不便に感じたのが正直な印象です…。

短期旅行で、地図や検索が中心なら、これだけで足りるかもしれませんが、2GBを超えると速度がかなり落ちるので、動画をよく見る人や1週間以上の滞在では容量が足りなくなりがちです。その場合は、eSIMを追加で用意しておいた方がいいと感じました。

※対象国やデータ容量は変更される可能性があるため、最新情報は楽天モバイル公式サイトをご確認ください。

海外旅行におすすめのeSIM「Saily」とは?

eSIMサービスはいくつもありますが、その中の一つに Saily(セイリー) があります。
Sailyを作っているのは、「NordVPN」というセキュリティサービスの会社です。NordVPNは、公共Wi-Fiなどを使うときに通信内容を他人から見られないよう守ってくれるサービスで、世界中で使われています。そのノウハウを持つチームが、旅行者のネット通信をサポートするために作ったのが【Saily】です。

主な特徴を整理します。

  • 旅行先ごとにデータプランを選ぶ形式。
    1GBの小容量から無制限プランまで幅があり、旅行の長さと使い方に合わせて選べます
  • 200以上の国と地域に対応。
    国単位のプランのほか、ヨーロッパなどの地域プラン、グローバルプランもあります
  • アプリで購入から設定まで完結。
    App Store/Google Playからアプリを入れ、プランを買って、案内に沿ってeSIMを設定します
  • Wi-Fiルーターを持ち歩かなくていい。
    当然ながら受け取りも返却もありません
  • 24時間年中無休のカスタマーサポート。
    ライブチャットやメールで問い合わせができます(Saily公式)
  • 一度入れたeSIMを次の旅行でも使える。
    目的地を追加してチャージする形なので、行き先ごとに入れ直す必要はありません

Sailyは、基本的にデータ通信専用のサービスです。電話番号が発行されて、現地で電話をかけたり受けたりできる、というものではありません。

「じゃあ電話は使えないの?」と思うかもしれませんが、LINEやSNSのメッセージ、Wi-Fi通話アプリでのやりとりはデータ通信でできますし、日本の電話番号あてのSMSも、日本のSIMを端末に残しておけば受け取れることが多いです。

「現地の電話番号で普通に電話をかけたい」という人だけ、少し注意が必要——というくらいに捉えておくといいと思います。

料金・対応国・プラン内容は変更されることがあります。購入前に、自分の行き先のプランをSaily公式サイトかアプリで確認してください。

Sailyはこんな人に向いている

  • 1人で海外旅行する人:ルーターを共有する相手がいないなら、eSIMの身軽さがそのままメリットになります
  • 荷物を1グラムでも増やしたくない人:機内持ち込みだけで旅行したい人、パッキングを詰めている人向け
  • 受け取り・返却が面倒な人:空港カウンターに並ぶ時間も、帰国後に返却する手間もなくなります
  • 出先でGoogleマップや翻訳を使いたい人:ホテルのWi-Fi頼みだと移動中が不安、という人
  • 旅行中のデータ通信を確実に確保しておきたい人:現地でSIMを探す前提だと、到着直後の一番情報が欲しい時間帯につながりません
  • 必要な容量だけ買いたい人:地図と検索が中心なら小さめの容量で足りますし、動画やSNSを多用するなら大きめを選べます

「1人旅」「荷物を増やしたくない」の2つに当てはまるなら、かなり相性がいいと思います。

Sailyが向いていない人・注意点

いいところだけ並べても判断材料になりません。合わないケースもはっきり書いておきます。

1. スマホがeSIMに対応していない

これが大前提です。非対応の端末ではそもそも使えません。Saily公式サイトに対応端末一覧があるので、購入前に自分の機種を確認してください。(Saily公式)

2. SIMロックなどの条件を満たしていない端末

SIMロックがかかっている端末では、他社のeSIMが使えない場合があります。古い端末を使っている人や、キャリアで購入してそのまま使っている人は要確認です。

3. 複数人で1つの通信を共有したい人

Sailyは原則として1人1契約です。家族全員分を買うと、人数分の費用がかかります。テザリングの可否もプランや端末の条件によるため、「1つ買ってみんなで使う」前提なら、素直にWi-Fiレンタルのほうが向いています。

4. 現地の電話番号やSMSが必要な人

Sailyのデータプランはデータ通信が中心です。現地の飲食店に電話予約を入れたい、現地サービスのSMS認証を受けたい、といった用途がある人は、通常のデータプランだけでは足りません。

ただし、日本の電話番号あてのSMS受信については、日本のSIMを端末に残したままにしておけば受け取れるケースが多いです(受信料は契約先の条件によります)。この使い分けは出発前に確認しておくと安心です。

5. eSIMの設定そのものに強い不安がある人

アプリの案内に沿って進める作業とはいえ、「設定」「モバイル通信」といった画面を自分で操作するのが苦手な人には、ややハードルがあります。スマホの操作に不慣れな家族と一緒に行くなら、全員をeSIMに統一するより、Wi-Fiレンタルのほうがトラブルは少ないはずです。

つまり、Sailyは誰にでもすすめられるサービスではありません。「eSIM対応端末を持っていて、1人か少人数で、データ通信さえあれば足りる」という条件に当てはまる人にとって、有力な選択肢になります。

Sailyの使い方

購入から利用までの流れはシンプルです。

  1. アプリをダウンロードする(App Store/Google Play)
  2. 旅行先を選ぶ
  3. データプランを選ぶ(容量と有効期間を確認)
  4. 購入する
  5. 出発前にeSIMを設定する(アプリの案内に従って端末にインストール)
  6. 現地到着後、Sailyをモバイルデータ通信に設定する

ポイントは、4と5を日本にいるうちに済ませておくこと。eSIMのインストールにはネット接続が必要なので、ネットが使えない現地でやろうとすると詰みます。出発の前日までに終わらせておきましょう。

設定時には、端末側でSaily eSIMの回線をオンにし、データローミングの設定も合わせて確認します。ここはiPhone・Galaxy・Pixelなどで手順が違うため、具体的な設定方法は利用端末と公式の最新案内を確認してください。
また、日本のSIMのほうは、意図しない通信や高額請求を避けるために、データローミングをオフにしておくのが基本です。

海外旅行前にeSIMを準備するときのチェックリスト

eSIMで行くと決めた人向けに、出発前の確認項目をまとめました。

  • スマホがeSIMに対応しているか確認した
  • SIMロックなど、端末側の条件を確認した
  • 旅行先が対応国・地域に含まれているか確認した
  • 滞在日数と使い方から、必要なデータ容量を決めた
  • プランの有効期間が滞在日数をカバーしているか確認した
  • 出発前(=日本のネット環境がある間)にeSIMを設定した
  • 日本で使っているSIMの設定(データローミングのオン/オフ)を確認した
  • 現地到着後にeSIMをモバイルデータ通信として使う手順を把握した
  • 困ったときの問い合わせ先を控えた

特に大事なのは「出発前に設定を済ませる」の一点です。ここさえクリアしておけば、あとは現地で回線を切り替えるだけで済みます。

まとめ|海外旅行のネット通信は自分の旅行スタイルで選ぼう

長くなったので、要点だけ。

  • 海外でネットを使う方法は、Wi-Fiレンタル・eSIM・海外SIM・海外ローミングの4つ
  • どちらが絶対に正解ということはない。人数・日数・使い方で変わる
  • 複数人で行くならWi-Fiレンタル。1台をみんなで使えるのが強い
  • 1人旅や、荷物・受け取り返却の手間を減らしたいならeSIMが有力
  • 楽天モバイル利用者は、行き先が対象地域内で使うデータが2GBに収まるなら、そのままでも足りる可能性が高い。長期滞在や動画中心なら別途検討を

ルーターの充電を気にしたり、帰国後に返却期限を思い出してあわてたりする時間は、旅行の楽しさとは関係のない部分です。そこを削れるかどうかが、eSIMを選ぶかどうかの分かれ目だと思います。

eSIMを使ってみたい人は、Sailyの対応国・料金・プランを確認してみてください。行き先を入れるだけで、容量ごとの価格が一覧で出ます。自分の旅行に必要な容量が分かっていれば、選ぶのに5分もかかりません。

この記事が、海外旅行に行く方の参考になればとても嬉しいです!

※本記事の情報は2026年9月時点のものです。料金・対応国・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。